2016/02/07(日)10:17
「ひみ寒ぶり」宣言不発に終わる
地元富山から誠に残念な話題。
マスコミで数々取り上げられ今や有名ブランドの名を獲得した「ひみ寒ぶり」、どうしたことか今年は例年にない不漁で、氷見漁協や漁師らでつくる判定委員会が「ひみ寒ぶり」宣言の見送りを決めたということです。
ウエブトピックスより、
富山)「ひみ寒ぶり」宣言見送り 今季不漁で判定委員会
・・・いったいブリはどこへ行ってしまったのか?
佐渡沖や山陰沖では大漁ということですから、どうやらブリは例年になく海水温が高い富山湾を嫌って、富山湾に回遊していないということらしい。
例年なら12月上旬から2月下旬にかけてのシーズンには、1日千本・二千本単位で水揚げされるブリですが、数十本しか揚がらない日が続くということです。しかも、10キロ超の型の良いものはまれということですから、地元氷見の飲食店や宿泊施設にもブリが回らない始末。
「ひみ寒ぶり」の味を求めて来訪する観光客に、これは他の地域で取れたブリですとことわって刺身やブリしゃぶを提供するようなことも余儀なくされているということです。
わざわざ氷見まで足を伸ばし、楽しみにしていたブリが氷見沖で獲れたものでないと聞かされる観光客は、さぞかしがっかりするに違いありません。しかし事情を正直にお話して侘びを入れるしか手段はないですね。今年「ひみ寒ぶり」を味わえなかったお客様には割引のご案内をしますから、来シーズンぜひお越しくださいと。
「ひみ寒ぶり」は味わえなくとも、富山の正直者の心のこもったおもてなしを味わっていただきたいものです。
お土産にはこんな珍しいブリもありますから、「ひみ寒ぶり」を味わえなかった記念にお買い求めいただくのも一興かと。(苦笑!
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