2021/06/17(木)14:15
「ワクチン外交」
「ワクチン外交」ということばが取りざたされています。
自国で開発・製造したワクチンを途上国などに提供して、外交上の見返りを強要する外交手法を指すようです。
新型コロナウイルスのワクチン調達が遅れている台湾に対し、日本が120万回分のワクチンを無償で提供したというニュースは、国民の一人としても素直に喜べることと思っています。
日本人なら誰しも、東日本大震災の折に真っ先に支援の手を差し伸べてくれた台湾の人々にお返しをするのはこの時こその思いでいるはずです。
これに対して中国(北京)政府は、「医療援助は救命という初心に立ち戻るべきで、政治的利益をはかる手段に成り下がってはならない」との日本の台湾支援をけん制する声明を出したということですが。
台湾はあくまで中国の一部であるとかの国は主張しているのですが、もしそのとおりであるとすれば、台湾に住む人々はかの国の国民でもあるということになりませんか。そうすれば、かの国(北京)政府はどうして自国の国民を助けてもらって、「ありがとう」と言えないのか!?
その前に自国の国民であるはずの台湾に住む人々に、なぜ自国で開発したというワクチンを意図的に供給しなかったのか?
「救命という原点を忘れ、政治的利益をはかっている」のは、どの国かと疑いたくなります。
わが国は古より大陸の優れた文化を積極的に学び、これを取り入れることによって発展してきたといえます。稲作しかり、漢字しかり、律令制度しかり。とりわけ2000年以上も前に孔子が説いた儒教の精神は、日本人の心にしっかりと根付き、孔子が説いた「人としてのあるべき姿」は、我われの行動を無意識のうちに律するまでになっているといえます。
・・・困っている人がいれば、手を差し伸べるのは当たり前。
「儀を見てせざるは勇なきなり」と。
中国人よ、もう一度論語を温めてみてはいかがか。
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