自然素材の家 SEF社長の日記

一つの目指すべき理想があります。

毎日まいにち、どうしたらお客さまに満足していただけるお話が出来るようになるだろう、

と色々な本を読んでいますと、

一級建築士でデザイナーでもある酒井利美先生のご本に出会いました。

本当に心から賛同できました。

今、迫田工務店が行っていることが書かれており、意を強くいたしました。


酒井利美先生の著作より抜粋

私がCさんと出会ったのは、
私のホームページからのお問い合わせが、
きっかけでした。

お問い合わせいただいてから、
しばらくして私の事務所で打ち合わせることになりました。

コーヒーを飲みながら、
Cさんがこれまで取り組んできた家づくりについて、
じっくりと話を聞かせていただきました。

Cさんは、それまで２年ほどかけて、
家をどこに頼んだら良いか探すために、
ハウスメーカーや工務店、設計事務所などを
たくさん渡り歩いてきたのです。

最初にCさんは某有名なハウスメーカーに行きました。
ですが、Cさんが考えている要望をかなえてくれる
ところがありませんでした。

名の通ったハウスメーカーなら、
要望を叶えてくれると思っていたのですが、
ダメでした。

たくさんのハウスメーカーの展示場まわりをして、
営業マンと話したのですが、
何かが違うと感じていました。

ハウスメーカーは、規格住宅がほとんどなので、
注文住宅と言っても、要望はほとんど
聞いてもらえなかったとのこと・・・
Cさんは家づくりに疲れ、挫折しかけていたのです・・・

次は、ローコスト住宅を扱うハウスメーカーに行きました。
ローコスト住宅だからといっても、
全ての要望を取り入れようとすると、
使いやすい間取りにならなかったのです。
つまり、プランがまとまらなくなりました。

仕方なく、その間取りで見積りをしてもらうと・・
ローコスト住宅なのに、
かなり高くなってしました・・
高くて使いにくくては建てる意味がありません。

それから、建築家の先生に相談してみることに。
その先生は、偉い先生だったらしく、
打ち合わせしてもコミュニケーションが取れないままプラン作成に入り、
図面を提出してもらいました。

しかし・・・
話を聞いてくれていないので、
要望通りのプランになるはずもありません。
たとえ、その図面が最高にカッコ良いものだとしても、
最先端をいっているデザインだとしても、
要望が満たされていないなら、単なる紙切れでしかないのです。

結局のところ要望が満たされないということで
ボツになったそうです。
家づくりにおいて、１つのところで決めて建ててしまえば、
Cさんのような思いをされずにすむと思いますが、
実際には、そう簡単には行かないものです。

完全注文住宅と言っても、その会社が持っている
「技術力」「設計力」が伴っていないと、
要望通りの快適な住まいになりません。
そこでＫさんが家づくりを諦めてしまっていたら、
希望された住まいが手に入らなかったかもしれません。

たまたま、こののホームページがきっかけで、
暗礁に乗り上げていた家探しは落ち着き、
本来の家づくりを始めることがスタートしたのです。


このCさんのような方に家を建てて差し上げたい。

切実にそう思います。

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