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「実は韓国語と日本語は多くで似ている」
と今日の中央日報(韓国新聞大手)のオンライン版に記述がありました。 キム・ヨンウン檀国(タングク)大学教授によると、数字の関連の謎をすべて解いたのだそうです。 またいつもの一方的な韓国起源論的な臭いがするので、この記事自体はさらっと流してしまいます。 ところで、現在、まじめにタイについて学んでみようと何冊か歴史書や経済レポートを読んでいるのですが、それとも関連してあるブログで面白い記述を発見しました。 それは、潮州語と日本語の数詞の類似性です。 他の言語とともに表にまとめてみました。 他の言語との関連は後日記すとして、日本語と潮州語、けっこう似てるでしょ? もっとも、このこと自体には裏づけがあって、発見ではありません。 ヒントは漢字の音読み。 音読みは同一時代に一気に入ってきたわけではなくて、漢字という熟語の由来となった『漢』の時代に定着したのであろう読みや、南北朝期の『宋』、後の『唐』の時代にも入ってきています。 ココで注目したいのは『宋』。 中国には150年間統一王朝がない時代があって、そのときの南側の国『宋』に倭の五王が入貢しているし、仏典なども時代のズレはあるのですが百済を経由して日本に入ってきています。 だから伝言ゲーム的に漢字の読み方が伝わってきたのに、何の不思議もありません。 きっとその頃の日本人も声調が苦手で、音節種の少ない言語を話していたのでしょう。 それで、発音できない音は自己流に置き換えたのだと思います。 実はココまでが前フリです。 前述のブログを読んで うわっ! と思ったのは『潮州』というワード。 タイに華僑として渡ってきて華人になった人の多くは潮州出身の人なのです。 現王朝の一つ前のトンブリー朝の王タークシンの父親も潮州人(母がタイ人) 彼が王の時代、潮州人が重用され、現在もタイ最強最多の華人グループを形成しているのです。 タイから潮州人の影響を差し引くとタイという国自体が成り立たないのは明白ですが、日本でもまったく同じことが言えます。 影響の出方は違いますが、タイでは経済破綻、日本では文化破綻が起きてしまいますね。後者では多くの漢字が使えなくなってしまうばかりではなく、言葉も失ってしまいますから 日本人として潮州の『チ』の字も感じず日本語を使用してましたが、年に一回ぐらいは潮州に向いて礼でもしたほうがよさそうですね そして改めて、環太平洋やタイにくまなく進出している華僑の影響に感嘆するばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.09 21:49:29
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