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タイにすっかり慣れてしまうと、わざわざ高いお金を出して見なければならない日本のライブが億劫になってしまう。
タイだと食事代や飲み代だけでメジャーアーティストのライブが楽しめるからだ。 もちろん、音響がシッカリしていなかったり、ナアナアだったりして、トータルなクオリティーが高くないことも多々ある。 けれど、満足とは相対的な問題なので、それでいいことのほうが多い。 なにより「ちょっとご飯食べに行こうよ」と行ったレストランで生演奏が聞ける環境がすばらしい。 バンコクにはそんなところが100店はあるんじゃないかな。 しかも食事だけなら¥1000でおつりがくるぐらい。 広島にはそんなところはないから、生活の満足度も急低下する。 数年前、サイゴンのジャズバーで相席になった年配の方がいて、そののかたも同じようなことを言っていた。 彼は商社勤務でシカゴ駐在だったとき、いたるところにあるジャズバーに夜な夜な通っていたのだそうだ。 ジャズのトラの穴のような場所だけあって、とても安く楽しめたのだそう。 日本でも徐々にCDが売れなくなっている。 比較的秩序のある日本だから、近隣諸国のようなコピーだらけになることはないのだろうけれど、アメリカ型になったとしても、モノとしてのソフトの販売数は尻すぼみになるはずだ。 未だに売れてると言えば売れているのだろうけど、旧態依然とした業界の最後っ屁に近いような気がする。 決定権は売る側にでなく買う側にあるのだ。 ベンチマークのために衰退した各種マーケットをリサーチしたことがあるのだけれど、CD関連の業界も、斜陽産業のにおいがプンプンする。 世界はフラット化しているから、アメリカ型にしろアジア型にしろ、右肩下がりになるのは否めない。 日本人ってしがみつく傾向にあるから、沈没船に乗ったまま溺死する人が増えそうだな~。 さて、それはおいといて、音楽やってる人はバンコクなんかに比べると、日本のほうが圧倒的に多そうだけど、なんでバンコク型のレストランが増えないんだろう? 音楽を発表するチャネルが少ないのかな? 需要はものすごく多いと思うんだけど。 CDが売れなくなるとLiveが主体になって、いまよりも身近に音楽を体感できるようになることは十二分に予想されるけれど、地域密着型ミュージシャンが、ある程度職業として成り立つようになればいいのになと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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