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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ
「危ないところに近寄らなければ大丈夫」
タイを知る楽観論者は口々にこういっていたしサクサクもそう思っていました。 でも、ここ数日の状況はそんなことをいってられない状況です。 未だに「大丈夫」と言っている人は現状や地理を把握できてないからでしょう。 今後はバンコク都内の中心部であれば、どこで死者が出ても驚かないでしょう。 下の地図を見てください。 4/10に日本人も含めて24名の死者が出た事件が起きたのは西側の民主記念塔付近。 よく知られているカオサンのすぐ近くです。 先日行った際には鉄格子がグニャグニャに捻じ曲がったりしていたし、ファランも含めた観光客はほとんどいない状況でした。 その北側には黄色も赤も大集会を行っていた首相府があります。 サクサクがよくとまる友人宅のすぐソバです。 そして、現在UDDで真っ赤に染められているのがラーチャプソン交差点。 セントラルワールドのあるとおりです。 2週間前にスーパーリッチで両替した折に少し覗きましたが、この時点ではけっこうのどかでした。 現在一番危険といわれているのがランナム通り。 さすがに危険と踏んだのか、友人のFUKUさんはトンローに非難したとのこと。 ゴーストタウン化しているようです。 しかも、RS歌手Gumpunが自宅ベランダで被弾し、同時に被弾した友人はなくなったそうです。 抵抗しているわけでもないのに一般人が亡くなっています。 しかも以前のように局地的な大人数での衝突により死者が出ているわけではなく、散発的に死者が出て、その累積が4日間で30人なのです。 しかもすべてが一般人。 UDDのリーダー、セー・デーンことカッティヤ・サワディポン少将が頭部を打たれ意識不明の状態なので、指揮系統が著しく揺らいでいるに違いありません。 統制が取れないことにより投降者が増えればいいのですが、おそらくあちこちに分散して抵抗がおこなわれるでしょう。 現在はUDDは南北のラインに収まっていますが、武器を持って四散した時には東西にもこの範囲が広がるでしょう。 バンコクに土地勘があるなら危険をかいくぐることは可能ですが、そうでないならバンコク自体に近寄らないのがベターです。 BTSやMRTも止まってます。映像ではタクシードライバーやモーターサイのドライバーも被弾しています。 すでに局地ではなく広域で抵抗運動が行われていることを肝に銘じておきましょう。 そして、いつどこが拠点になるかもわかりません。 バンコクの地図。横幅が約6kmです。 東京だと下のようになります。 例を挙げると、水道橋で1ヶ月前に24名死亡。 大久保・新宿・原宿・表参道でここ4日間に30名死亡。 実感わく人が多いのでは? そのぐらいのことが起きているのです。 タイ人の気質だからこそ非難はしないものの、東京で同じことが起きてれば、人っ子一人いなくなるに違いありません。 この先はまだわかりませんが、死亡者はまだまだ増えていくことでしょう。 4月からの累計では、死亡者数は55名以上、負傷者は1000人以上です。 こんな状態ですので、ある程度沈静化するまでは、なれていない観光客は行くべきではありません。 慣れてるとの自負のある方は自己責任で! けっこうな広域です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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