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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ
タイ在住ネパール系マナンゲーのともだちゴムに台湾人の彼女ができた。
傍目に見てものぼせ上がりぶりが激しく、逆にほほえましい。 すると必然的に周辺環境に言語がひとつ加わるため、より一層の混乱が生じるのだ。 前提として、 ・ゴムとトゥリー、二人のネパーリーはネパール語を話す。 ・その上、マナンゲーという少数民族語も話す。 ・トゥリーの嫁さんはタイ人だし、バンコクに住んでるからタイ語があふれている。 ・ネパーリーがサクサクと話すときは日本語が多い。けどそれだと語彙が足りないので、英語を主として、タイ語とネパール語、マナン語で補完する。 という環境がある。 そこに台湾語が入ってくるわけだけど、ゴムの彼女エレンはアメリカへの留学経験があるし、ネパーリーの若い世代は基本的に英会話ができるし、トゥリーの嫁も英語ができるため、共通語は英語になる。 最初はエレンに気遣ってみんな英語で話してるものの、サクサクのわからない英語があると 「何?」 と日本語で言っちゃて、トゥリーが通訳になる。 すると、日本語のわかるトゥリーとゴムが日本語を話し出し、ネパーリーどうしはネパール語で話し出し、トゥリーの嫁はタイ語で話し出すので、多言語がだんだん飛び交い始める。 こうなるとエレンが100%取り残されて、サクサクも70%ぐらい取り残される。 それでも局所で会話が続くので、次第にわかる単語でもわからなくなってくる。 スライダーがくると思っているときに、ど真ん中にストレートが来て対応できないのとおんなじ感じかな。 そうこうしてくると、自力のないサクサクは、雪山の中でホワイトアウトに襲われたかのように、脳みそが真っ白になってきて、何もわからなくなる。 自力のあるトゥリーでさえ、サクサクが日本語で話しかけてるのに 「ケレ?」 とネパール語で「何?」と答えだす始末。 そのうちエレンとサクサクで筆談がはじまる。 これがけっこう通じる。 話さなくても意思の疎通が図れるというのも不思議な感じ。 この筆談にみんなが興味を示し始め、今度はタイワニーズ会話口座が始まる。 タイワニーズは北京語がベースなので、ほとんど中国語と思ってもかまわない。 タイ語もタイワニーズも声調言語だから、 「エレンはタイ語の習得に向いてるんじゃない?」 と聞くと、 「音程(声調)のコントロールが微妙に違うし、タイワニーズにはないノドを鳴らす音とかあって難しい」 とのこと。 実際、彼女は何度もタイに来ていて、現在はすんでいるのに、サクサクよりもタイ語ができない。 声調言語というだけでくくっちゃいけないんだと、改めて思った。 こんな環境にいるから、多言語に興味があるものの、二兎を追うものは一兎をも得ずで、あいかわらずまともに話せる多言語がないサクサク。 バンコクに住んで言語修行するしかないな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.13 19:59:23
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