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Ropewayfan
「歓喜の索道」のオーナーがロープウェイに関する話題を日記的に書き込んでいきます。
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吉祥寺に行くと立ち寄る古本屋である絵本が目に入りました。乗物を扱った古い絵本にはよくロープウェイが描かれていることがあります。お店ではビニール袋に入っていたので、レジに持って行き、中をチェックさせてもらったら、ロープウェイのページがあったので即買いました。享栄出版社、昭和22年2月10日発行。戦後2年目ぐらいの頃なので、紙質は荒いですが、画と文は小池巖で、電気機関車、船、自動車、ケーブルカーなどが描かれています。
昭和30年代になると絵本ももっと写実的になってきますが、この小池氏の独特のタッチと淡い色使いがいいです。明知平ロープウェイは戦前の1933年11月3日開業で、戦争の不要不急で廃止にされました。そして戦後の1950年10月5日に再開。この絵本の発行の昭和22年は1947年なので、まだ明知平が再開する前に描かれたことになります。搬器が戦前のままなのも納得。当時可動していた山岳ロープウェイは吉野山と三峰山だけのはず。なぜ動いていなかった明知平を描いたのだろうか?あと搬器に「5」の数字が描かれている。交走式はとうぜん「1」と「2」だけである。この本が描かれた時までに過去に存在した循環式は1914年に東京大正博覧会の期間中に不忍池に設置された索道と、1927年に矢ノ川峠に作られた索道だけである。ともあれ、とても魅力的なロープウェイの絵を発掘できました。
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Last updated
2024.06.30 07:03:30
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