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プレゼント マッサージの方が作りました いつもお世話になるからと 広告の紙を一枚一枚丁寧に根気良く 見えない目で一生懸命に作ってくれた籠です 闇の世界を体験した事があります 長野県で有名な善光寺 入り口からお戒壇巡りをポッチしてね 何年か前のことですが 娘の最後のインターハイが 長野県のオリンピック会場エム・ウェーブで開催されました もちろん追っかけのアタシも泊まりで応援に行きました 娘の出走の日 眠れぬ朝を迎えて 友達も同じ思いで・・・ どーせ眠れぬなら善光寺にお参り行こうと 二人で夜が明けるのを待って外へ出た 1月の凍てつく寒さも何のその 白い息を弾ませながら40分ほど歩いた 早朝の参道は身も引き締まるほどの静けさだった 本堂に一人また一人とお坊さんが集まってお経をあげはじめた その声が重なって響きわたり何故か身震いするほど胸が高鳴った 郡司さんが私達に 今高貴な尼さんがくるからひざまずいて待ちなさい お数珠で撫ぜてもらえばキット幸せになりますよと・・・ 少し待って その尼さまは優しく私の頭を撫ぜてくれた 思わず顔を上げて・・・優しく慈悲深いとても美しい人でした 何年か後 人伝にこの世を去ったと聞きました 友達に誘われてお戒壇巡りに入った どんなに目を見開いても闇の世界 怖かった これが目の見えない人の世界だと友達が呟いた 一生懸命に見えない目で編んだ籠を見て あの時の光景を思い出した・・・ そして不平不満だらけの自分を恥じた 丈夫な身体で山に登って美味しい空気を そこに立たなければ見られない風景を しっかり見ている自分がいる 親にもらった身体をこれからも大切にしょう お弁当を作りながら毎朝我家から眺める日の出前の景色です 毎朝こんな風景を見ることができてアタシは幸せ者です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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