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カテゴリ:日常の風音。
送り盆の今日が、私の誕生日。 (おめでとう) ありがとう◎ 昨夜は雷がなり響き、まさにバケツをひっくり返したような豪雨だった。 (後日の)長野の新聞によると、観測至上最高の集中豪雨だったようだ。 地元消防団の兄は、まだ雨降りしきる早朝、災害対策のために出かけていった。 がけ崩れが相次ぎ、裏山の池が氾濫の危機にさらされていた。 おつかれさまです。 そして・・・雨が止み。 吹っ切れたような快晴の今日。 奥信濃の空はすごかった。 盆地に広がる360度の緑。山。雲。青空。 地形のせいだろう。雲の形が東京とは違う。 入道雲と、雨雲の名残。山の下を流れる低い雲。 いろいろな雲が見渡せる。 雲の影が山を流れていく様子も見渡せる。 田舎の夏ならではの光景が広がる。 あぁ。自然ってすばらしいっ! ・・・。 ただ、、いつなんどき知り合いに目撃されるかわからないので、、、 心を許して開放的に・・・できない私がいた。。。 -------- 今回の帰省の目的のひとつはお墓参り。 なんだか・・・どうしてもお盆中に帰りたかった。 今年6月15日。 私の名前をつけてくれた≪名付親≫が亡くなった。 家の近所に住む、学者肌の、、田舎には異質な・・・お洒落な伯父さんだった。 私の名の由来。 それは・・・奈良の伝説の姫様の名。 春をつかさどる女神。 (夏生まれなんだけど・・・) 万葉集などにも、枕詞としてよく登場する。 東大寺の近くにその名の付いた土地があり、川がある。 奈良朝時代の貴族の住宅地であり、文化の発祥の地とされている。 (本名なので伏せておきますが・・・、知りたい方はご一報を。) 元公民館長の学者肌の伯父と、伯父を崇拝する考古学かぶれの父の影響か。。。 はたまた・・・生まれたばかりの赤子の私ったら、すでに姫オーラを放っていたのか。。。 ともかく・・・私にぴったりのステキな名だ。 ・・・。 自己紹介をすると必ず聞き返される名前。 『珍しい名前だね』 っと言われることは多々あるが、 過去に一度だけこの名前の由来を見抜いた人がいた。 エジプト旅行中に一緒になった女性。 『奈良の姫から?』 このときの感動は忘れられない。 わかってもらえたのは、後にも先にも10年前のこのときだけだ。 さすがエジプト旅行・・・。 (本名なので伏せておきますが・・・、わかった方はご一報を。) そして、何の因果か、コノ名を苗字に持つ人とニアミスで仕事したこともあった。 『結婚したらやばいよね・・・。』っとお決まりの会話もしておいた。 -------- おじちゃん。 私はコノ名前が大好きです。 (たとえ、姓名判断でことごとく最悪の結果が出ようとも・・・健康で幸せですよ。) ありがとうございます。 おじちゃんはいつも私の中に。 どんな名前にも、つけてくれた人の思いがこもっている。 知らずにも、過去の因果を断ち切る為に授けられるという事もあるそうな・・・。 名前があることで私たちの存在が確立しているような気もする。 名前がなくても私は私であり続けられるのだろうか。 名前がないモノ・・・ソレはなんなんだろう。 『さくらい風』と云うHNも、私を私にする大事な名前。 名前って深いよね。 宇宙だよね。 あなたの名前はなんですか? -------- 送り盆の今日、夕暮れ迫る裏山のお寺に墓参りに行った。 ご先祖様が光に帰っていった。 仏様になった伯父さんも再び光に帰っていった。 手を合わせると、スッと心がまっすぐになる。 南無阿弥陀仏。 これが、送り盆生まれの私の誕生日の過ごし方。 ◎◎◎ 日本人の心のふるさととして敬慕されている奈良の文化と春の女神にあやかって、 明るく素直な美しい心の女性として成長することを願って、この名を選んだ。 ≪by 伯父≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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