「深い愛をつらぬいて」
1896年ブラームスはフランクフルト行きの列車に飛び乗りました。
クララ・シューマンが77歳の生涯を閉じたのです。
出会いから43年、ブラームスにとって最愛の女性であり最高の理解者でした。
ブラームスは避暑地にいたため、訃報が届いたのはクララの死から2日後でした。
結局フランクフルトの告別式には間に合わず、ボンでの埋葬式にようやく駆けつけました。
「何と言うことだ。私が本当に愛したただ一人の人。それを今日墓に葬ってしまった。」
墓前で悲嘆に暮れるブラームス。
クララの死から1年も経たない1897年4月3日
ブラームスはその人生を閉じます。
生涯独身でクララへの愛を貫いたブラームス。
1つ1つの音に、深い音楽を求め続けた64年の生涯でした。
1897年4月6日ブラームスの葬儀が行われた。
墓地に向かう棺は途中ウイーン学友協会へ立ち寄り合唱で送り出された。
ブラームスのピアノ曲は、ベートーヴェンへの尊敬とクララへの愛情を支えに作られた。
珠玉の名曲の数々は後期ロマン派の金字塔となりました。
「4つの小品」
第1曲間奏曲ロ短調、第3曲間奏曲ハ長調
ブラームス集(2) 《送料無料》ぴあのピア Vol.6 ドイツ・ロマン派の開花~シューマン、メンデルスゾーン、ブラー...
ブラームス60歳の作品。
最晩年のピアノ曲集もクララに捧げられました。
「それぞれの音符から孤独感を引き出すかのように響かなくてはならない。」
「この作品は不協和音で満ちています。憂うつさを物語るようにゆったりと響かせてください。
あなたがどう思われるか知りたいのです」と書き添えクララに贈りました。
「灰色の真珠。曇っているがとても貴重なもの。」
クララはブラームスが込めた内面性を分かっていました。
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来週からは超絶技巧で有名な“リスト”です。
楽しみですね~~
ぴあのピアはリストへと移りますが、私はまだまだブラームスを弾きますよ(*^_^*)
通して弾けるだけに近い状態のハンガリア舞曲。
何かちょっとしたことでもっと音楽的に弾けて、難しい所も綺麗に聴こえる・・
子供の頃投げ出したからと意地になっているのではなく、限界だと思いたくない心境なんですよ。
前回のレッスンでは“そろそろ次の曲を”と言われましたが
とてもそんな気になりません。。
それでけブラームスに魅力があるのか??
全然進歩の無いハンガリアではありますが、弾き続けて私のハンガリアを音にしたいです。