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今日で幼稚園の考査が終わりました。
長かった2年10ヶ月。 この日のために、わが子に接してきました。 今日の考査では、娘は意外な行動に出ました。 母子分離はできていたはずなのに、 私のもとを片時も離れなかったのです。 そして、とても消極的・・・ 先生方も、ほとんど存在感のない娘には目が行かなかっただろうと思います。 私は、離れない娘を見ながら、 焦りは感じませんでした。 娘は、20分間ほとんどその場から動かずじまいでした。 あっという間に考査は終わり、お片づけ、と 言われた瞬間、自分がずっと使いたかったおもちゃが 空いたのです。 娘は一目散にそのおもちゃに行ってしまいました。 普通だったら、「お片づけ」と言われたら お片づけ。しないわが子を「何やってるの!!」って気持ちで 見たと思います。 でも、なぜか今日は怒る気にも、焦る気にも ならなかったのです。 実は、そのおもちゃを、娘はずっと使いたくて、 そのおもちゃのパチンコ玉のような玉を一粒と、 小さな車と、プラレールの一つのレールのみを持って、 私の傍で、20分間、ずっと待っていたのです。 途中で、先生から「こっちにおいで、これ、2人でもできるんだよ」 と声をかけて頂いたにもかかわらず、「順番待ってる」と言って おとなしく待っていました。 その後、他の部屋にひとりづつ移動し、 三段の巧緻台と低い滑り台があり、 娘はそれを滑ることなく、滑り台を歩いてしまいました。 帰り際、「緊張してて済みません」と先生に言い残して その場を去りました。 あとは、どうやって二駅先の駅まで 歩いたかは、覚えていません。 途中の道で、娘がこけて、起こしてあげたとき、 娘が泣きながら「おかあさんごめんなさい!おかあさんごめんなさい!」 と大粒の涙をこぼしていたのを、強く、抱きしめました。 彼女は、2歳の小さい心に傷がついていたのでしょう。 「ごめんね、ほんとうにごめんね!」と 娘に謝りました。 これで、私たちの2年10ヶ月にひとつ、区切りがつきました。 どんな結果でも、私たちにとっては、とても良い2年10ヶ月だったと。 そして、子どもはいつも、母親の味方なのだと。 葉っぱも色づいてくるこの頃。 娘の幸せを願って、心を寄り添わせること、 これからもあたたかく、娘を見守っていきたいと、心から思うのでした。 秋の夜長を、レモングラスとエンヤに癒してもらいながら(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.06 00:00:28
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