2008/06/24(火)01:41
墜落遺体-御巣鷹山の日航機123便-
今日は、忘れないうちに少し前に読み終わった本の感想を。
「墜落遺体」 飯塚訓・著
墜落遺体
・・・Orz
・・・
・・・
これが1985年・日航機墜落事故の現実・・・
だったんですね・・・
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・・・
*
まずは、この本について簡単にご紹介。
著者・飯塚訓さんは、
1985年8月12日の日航機墜落事故の
遺体身元確認責任者(警察官)だった方です。
この本は、現場で陣頭指揮を執った著者が、
その時(遺体身元確認)の様子を詳細に描いた
ドキュメンタリー作品でした。
これまでに私、この事故に関する小説を
(「沈まぬ太陽」と「クライマーズ・ハイ(5/28ブログ)」)
2冊読んでおりますが、
「墜落遺体」を読み終わった今は、
先に読んだ2冊は、あくまでも小説だったなって思いました。
それ位、事実は「凄惨・過酷・壮絶」でした。。。
*
この本は、
想像力のある方、
血や内臓などに弱い方などには、
かなりきつい作品だと思います。
しかし、これが真相。
何度も辛くなりましたが、私は、
逃げずにちゃんと読み切ろうと思いました。
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また、読みながら、「ご遺族の為に」と、
自分の限界ギリギリまで働かれた
警察官・医者・看護師・ボランティアさんなど、
関係者の皆さんの頑張りには、
何度も涙が出てきてしまいました。
私も一緒になって
お手伝いたい想いが、溢れて溢れて大変でした。
この本を読みながら・・・
自分の仕事を間違えた・・・とさえ思ってしまいました(笑)
高校生の時、医療系の仕事に就きたくて理系に進んだのに、
結局、進路を変えてしまったことを、
かなり後悔してしまいましたよ
*
7月に公開される映画「クライマーズ・ハイ」。
私、この映画を観に行く予定にしていますが、
「墜落遺体」を読んでしまった後、
私、ちゃんと画面を観ることができるかな。。。
色々なことを想像してしまいそうで、
ちょっと不安になってきました(笑)