カテゴリ:芝居・舞台・ミュージカル
今日は、劇団四季の
「ジーザス・クライスト=スーパースター~エルサレムバージョン~」 ソワレ公演を観てきました。 この演目、 前回、京都で鑑賞してから約1年半ぶり(2007/12/2ブログ)となります。 あの時は、結局リピ鑑賞できなかったので 今回の大阪公演をすごく楽しみにしていました。 * 1ヶ月ぶりに訪れた、劇団四季大阪劇場。 (参考:前回訪問日5/16ブログ) パリ・オペラ座だった舞台も すっかりエルサレム仕様へ。 砂埃と 灼熱の太陽。 そして登場人物たちの苦悩。 あぁ・・・ この舞台、やっぱり苦しい。 オペラ座の怪人も重くて苦しい内容だったけど JCSは、それとは違う意味で苦しい。 JCSは、「愛」が、 「生」と「死」とクモの巣のように絡み合い、 二度と逃れられない苦悩を生み出しています。 その苦しさは 「苦悩」と一言で片づけられるレベルではなくて、 そこから救われるためには、ただ 「死」をもって解決するしかないのかと思わせます。 登場人物、どの人も、弱い。 弱いために、苦しくて、苦しくて、苦しくて、 その現実から逃避しようとし、 結局、他人を傷つけてしまう。 民衆も、カヤパも、シモンも、ピラトも ユダも・・・ 何より、ジーザス自身も 神に向かって弱音を吐いている。 「何故、私を見捨てたのですか」 * 今日の席は、下手サイド 前から2列目。 この演目は、舞台が前に低くそりだし、かつ、 舞台後方が急こう配になっている為、 前列でも全く肩がこることなく、鑑賞することができます 役者さんを至近距離で観ることができて、 それぞれの苦しくて、弱くて、辛い心情が より伝わってきました。 特にユダ役の金森勝さんの迫真の演技は、 素晴らしかった 彼は、この役、ホントにはまり役だと思います。 前回の鑑賞時もそう思いましたが、 今日鑑賞して、更にその想いを強くしました。 うまい。 ジーザスに対する 純粋で一途な深愛(観方を変えれば歪んだ愛)を ここまで表現できるのは、彼しかいなんじゃないかと 思わせますね。 観ていて、本当に苦しかったです。 アルプ6月号に彼のインタビューが掲載されていましたが、 このユダ役、前回の公演の時よりも、 客観的に演じることができているそうです。 確かに、前回はカテコの時、 フラフラになってらっしゃいましたが、 今回は、笑顔でした。 役に対するその余裕さに、 私たち観客は、より惹きつけられているんでしょうね。 * さて、今日のソワレ公演は、 バックステージツアー(舞台裏見学)というイベント付きでした。 これまで色々と四季の舞台を観てきましたが、 こういったイベントは、通常、平日公演時に行われているため、 私は参加したことがありませんでした。 だから、土日に企画してくださって本当にうれしい 四季さん、ありがとう 普段は入ることのできない、 「STAFF ONLY・PRIVATE」の扉の向こう側・・・ おぉ~ 長くなるので、簡単に箇条書きで舞台裏をご紹介。 ・思っていたより、狭い舞台裏 (大きなセットを移動させる時、この狭さではたいへんだろうなぁ) ・JCSの舞台傾斜は、前方4°・後方45°(後方の高さ4m) (横から観ると、その傾斜がよくわかった) ・照明は400台 ・マイクを使えない場面では、小道具内にマイクを入れて使用 ・砂埃を表現するために、コルクやカンナ屑などを用いたとのこと ・舞台の石は、思っていた以上に軽かった ・ヘロデ王登場の時に用いられる絨毯が思っていたより大きかった (舞台チェンジの時、それを巻き上げるのは男の人4人がかりだそう。 かなりの重労働らしい) などなど。 う~ん、楽しかった 舞台を身近に感じることができました。 色々な演目の舞台裏を観たくなっちゃった。 * 今回のJCS大阪公演は、 後もう一回、チケットを確保しています。 舞台裏を観た後なので、これまた違った視点で 鑑賞できそうで、楽しみです♪うふふ(^^♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/06/14 01:46:38 AM
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