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2010/05/22
XML
カテゴリ:映画
ちょうど本番三ヶ月前だというのに、
ダラダラした一日を過ごしてしまいました。


たまには仕方ない、と言えないところが辛いしょんぼり


ということで?今日、GyaO!で
映画“es[エス]”を観てしまいました。


これ、前から見たかったんですよ。



 【中古】洋画DVD es[エス](’01独)


【映画あらすじ】~goo映画より~

タクシー運転手(実際は記者)のタレクは、模擬刑務所での
心理実験(看守役・囚人役に分かれて役を演じる)に応募する。
その実験前夜、彼は、車でタクシーに突っ込んできたドラと
一夜を共にする。

お遊び気分で始まった実験だっが、
看守役は囚人役を従わせる事を楽しみ始めていた。
2日目、タレクを中心に囚人役数人が大騒ぎをしている中で
看守役ベルスが頭角を表し始め、実験は異常をきたし始める。。。

実際に起こった事件を基にして作られた映画。


es[エス](2001) - goo 映画




      *




う~ん、さすが?ドイツ映画!
こういう重い映画を作らせたらピカ一ですね。
怖かった。

見終わった時、肩に相当な力が入っていて
疲れちゃいました。





人間って、こうも極端になっていけるのか。



これは、パーソナリティの
es(エス・イド)がなせる技なんでしょうね。




同じ看守役でも最後のほうまで
スーパーエゴ部分が勝つ人がいたけれど
それよりもはるかにパワーのあるes集団。


道徳や分別は、
本能の持つ力に圧倒されて、ここでは完敗。



看守役のesと対比されていたのが
囚人役タレクの実験前夜のこと。

映画の中、所々、彼の前夜の絡みを映し出し、
こちらはまさにフロイトが言うesそのもの。



看守役・囚人役のリビドーを上手く対比させて、
作っているなぁと思いました。



また、この実験を行った教授の
「いい実験結果を得たい」という飽くなき欲求も
リビドー(ユング)と言えるのかも。




      *




久しぶりに「パーソナリティの力動論」を
思い出しましたが、

それ以外に、また、
「役割」ってなんだろって思いました。



この映画では、
「役割」というペルソナを与えられた人たちが、
急展開に人格が変わっていく様子を描いていました。



会社でもいますよね、
肩書き(会社での地位・役割)を得た途端、
急に偉そうにする人。


その他にも
学歴、自分の所属する会社・職業、自分の持ち物(ブランド物)など
飾りのようなものを、地位・役割?と勘違いして
威張る人。。。




お~ヤダヤダ。




所詮、これらは一時の「ペルソナ」なんだってことを
この映画は、教えてくれていたのかもしれません。





      *




【注意:以下、ネタバレあり!】


映画後半、タレクが暗室に閉じ込められた辺りから
それまでの「怖さ」が半減しちゃったかな。


あそこで、もう少し
閉所恐怖症感(パニック)を演出した方が、
映画としては面白かったんじゃないかな。


あそこで、頭脳を働かした“理性的”な行動を入れたから
それまでのes度が減っちゃったように思うんです。




      *





その他追記:


・囚人38号を演じていた軍人役の俳優さん、
あの方、他のドイツ映画でも見たことある。
あの冷静で深遠な眼、忘れられない。


・「屈辱を与える」ってこと、あれほど、
人を服従させるのに効果があるって思わなかった。
そういや、ヒトラーもユダヤ人に対して、
同じようなことをしていたなぁ。




      *




なかなか深い映画でした。





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Last updated  2010/05/22 10:29:06 PM
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