カテゴリ:カテゴリ未分類
じーやんとは
私の父 昭和16年生まれで 現在64歳 日雇いの大工 1996年に私の母が亡くなり じーやんはしばらく仕事を休んでいました ま、母が生きていた頃でも 月のうちの半分仕事に行けばいい方 怠けるのか 体の具合が悪いのか… 病院の検査ではいつも異常なしだけど… 1997年頃 じーやんの働いていた工務店が倒産した それから数年 じーやんは仕事もろくにせず 私と妹の稼ぎで生活していた 毎月の支払いは大変で 自分の生命保険を解約し 「支払いもあるし 生活大変やから じーやん早く仕事に行きぃや!」 そう言っても 「何にそんなに使うんや! ワシになんぼ生命保険かけとんねん 保険なんかいらん!」 そう言う父 だから じーやんの生命保険全部解約して 生活費にあてた 2002年に今の夫と同居し結婚 家を出た 出たというか 逃げたのかも… と言っても 実家のすぐ前のマンションに… 心の隅に 「少し心配」ってのがあったのかな? 妹は自分が一生懸命働いてるのに 父が家でゴロゴロしているのを見て 「自分が父を支えるのか…」と うつ病になった その頃 妹に彼氏ができた すごく優しい彼 妹のすべてを認め 優しく包んでくれる彼 妹は悩み 毎日のように泣いていた 「○○ちゃん(妹の名)は じーやんの事を何も考えんでええ。 好きな人がおるんやったら じーやんなんか放って 家を出たらいい 家を出なあんたアカンようになる!」 その言葉も後押しだったのか 妹は 彼氏と同棲を始めた 妹を 彼氏は支えてくれていた 妹のうつ病も治り 2004年に結婚し 今では夫婦2人 元気に仲良く暮らしている で、そのじーやん… 妹の職場の人の紹介で あるリフォーム会社で雇ってもらった 妹のおかげだ 年金をもらう手続きをし 少ないけど 月6万の年金が入ることになった 仕事も行きだした 市営住宅の家賃減免申請をし 家賃は月に4000円 国保減免もし 保険料は月に1500円弱 少し働いてるし 生活できないわけじゃないだろう いつからか知らないけれど オバハン(と私が呼んでいる)が現れた オバハンは 実家に出入りしている 近所の人とも挨拶をし じーやんの兄妹の家にも一緒に行ったり そのオバハン 酒乱なのだ 酒を飲んで暴れ 警察を呼ぶこと数回 今年に入ってから 1月2日と1月8日に暴れ 警察を呼んだ その他にも 公園などでお酒を飲み、暴れ 近くの人に止められたりしている そんな人と おつき合いしているのがじーやん オバハンは生活保護を受けている でもじーやんの家に入り浸り 風呂に入ったり 一緒にご飯を食べたり 私の子が実家に行った時は 必ずというほどオバハンがいてる じーやんは 自分の通帳をオバハンに渡している 仕事の連絡も給料をもらうのもオバハン経由 「通帳は自分でちゃんと持っときや 特に年金証書はオバハンに渡したらアカン」 前にじーやんにきつく言ったことがある なぜか? オバハンはチマタで有名な人だったから… じーやんはカモにされたのかも オバハンには元夫がいた 現在も寝たきりで入院している その夫の年金を担保にサラ金で借金をし その後離婚 生活保護を受けた 入院している元夫には年金が入らず 病院代も払えず困っていたと オバハンの元住んでいた近所の人が言っていた 近所にも借金しまくりだった それほど有名人だった それが じーやんの女だとは… ショックで… そのオバハンの元住んでいた近所の人は 私に 「アンタが早く じーやんの相手を見つけたらへんから 変なヤツにつかまったんや!」 そう言うけど まさか じーやんが そんなに見る目ない男だとは思わなかった… で、今日 仕事から帰って7時からの会議のため バタバタしていた私の ケータイが鳴った 「じーやんや…」 じーやんは酔っぱらっていた じーやん「車、廃車する、もう仕事あらへん」 私「はぁ?仕事ないってどういう事?」 じーやん「もうお金もない」 私「仕事ないってなんでなん?」 じーやん「あの手続きしといて」 私「手続きって何よ!生活保護?」 じーやん「あ、それ、しといて」 私はムカッとした 私「あんな、生活保護ってな 簡単なもんじゃないねん! 車だって廃車にしてからの話や! 毎日毎日飲み歩いて酔っぱらって お金に不自由してないねんな~ ええ身分やな~ そう思ってたわ! 車検のカネがないっていうけど 毎年のことやん! 飲むカネがあったら何で置いとけへんの! 去年もこの時期に生保受けたいって言うとったなぁ オバハンと一緒のうちはムリや! 貯金通帳も全部オバハンに渡してるんやろ! それ全部返してもらって オバハンと縁が切れな 生保の申請なんかに生健会は一緒に行かへん!」 じーやん「わかった…」 オバハンが生活保護を受けているから 簡単なものだと思っていたのか 「生活保護を受けたい」なんて 自分の父から聞くとは… 毎日毎日飲み歩いて 酔っぱらっている父から言われるとは… 許せなかった 腹が立った 甘い 甘すぎる! 飲むカネがあったくせに カネがなくなって困って生活保護? 許せない 体は元気 まだ64歳 「自分は大工」っていうプライドが あるみたいだけど プライドなんか捨てたら どんな仕事だってできる 仕事は本気になって探せば 何だってある しょうもないプライドなんか 捨ててしまえ 考えが甘いじーやんが大嫌い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|