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朝から何度かの休憩を挟みながら、今日締め切りのポスティングに励む。夕方何とか終えて帰宅。かなり疲れていたと見えて、そのままソファに座り込み寝てしまった。歩きながら聞いていたポッドキャストもそのままだったのか、しばらくするとその音で段々と目が覚め、声と認識されて話の内容が徐々に理解され始める。しゃべっているのは演出家 宮本亜門。途中から聞こえてきたのは、何か事情でアメリカから帰国した宮本さんは、インタビューを受けたくないので急遽タイに赴く。しかしそこで交通事故にあってしまう。後部座席からフロントガラスを頭で突き破り、十数メートルも吹っ飛んだ大事故。そのとき覚えているのは、すごく気持ちよく寝たということで、いわゆる花畑を見たとかというような臨死体験ではなかった。何も心配事がなく、こんなにすごくリラックスして、開放されて眠れたことがないと実感したのを覚えている。段々とまわりがうるさくなり、こんなに気持ちいのに、ほって置いて寝かせてくれーと思ったが、その時ふとあの舞台のあそこの演出をかえなきゃと思いつき、やっぱり起きなくちゃと思って立ち上がったら自分は血だらけだった。このあと病院に運ばれて命拾いをしたということであった。自分も36歳のとき胆石による胆のう炎から膵炎も併発して何時間もの手術を受けたあと、よく体から離れた自分が上から自分自身を見るというようなことを聞くが、自分の場合は体重のせいかベットの下に沈みこんでしまった。そして床から20~30センチのところをすべるように移動できる。ドアをつき抜け、外に出たと思ったら、今度は空を飛び、田舎の自分の生家の庭にたたずんでいた。早く帰って寝なくちゃと思った瞬間また空を飛び、同じように床から20~30センチのところをすべるように移動して自身の体に戻ったと思ったら、目が覚めた。ただそのときの気持ちよさというか、ほっとしたような開放感 リラックス感は逃しがたい、これが死というものならば受け入れてしまいたいと思ったことはあれから15年も立つが、いまだにはっきりと覚えている。
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