★ああ、マヨネーズ★

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2005年01月28日

(9)

カテゴリ：☆九死に一笑☆

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hiroMAMAさんが作って下さった
バレンタインのカードです(^^)/

　記念すべき、
「九死に一笑」第１回目(^^)

　今から思い出しても、僕は「変わった子供」だった（今でも十分変わったオヤジだが^^;）

　人がやることにはあまり興味を示さず、その反対に、人が関心を示さないものにこだわりまくったりしていた。

　たとえば、母の化粧品のクリームの瓶などにこだわりまくり、テーブルの上で日がな一日クルクル回したりしていた。

　まあ、誰でもそんな時期があるものだが、僕の場合小学校の高学年までそんな状態が続いた（その後遺症か、今でも丸い物を見れば、無性に回したくなるのだ）

　小学校低学年のある夕食の時のことだ
　僕のうちでは、大きな座卓を囲み、下手に母、その横に僕が、次の辺には父（この日は会社からまだ帰らず不在）その横は上の姉、僕の向かい側には２番目の姉、その横には、おばあちゃんが座り、食事をしていた

　おばあちゃんというのは、なかなか頑固な人で、言い方を変えれば、僕にとっては、ちょっと煙たい存在だった

　例によって、僕は、食事にはあまり興味を示さず、小物に興味を示していた
その小物とは、

マヨネーズのチューブ(^^)/

キャップを取って押せば、マヨネーズが出てくる
キャップを取らなければ、押しても出てこない
でも押したところは凹み、その代わり凹んでいた部分がふくらむ

下を押せば、上がふくらむ

右を押せば左がふくらむ

左を押せば、また、右がふくらむ

右を押せば、やっぱり左がふくらむ

それなら、右と左を同時に押せば・・・

↓

↓

↓

↓

ＢＯＭＢ！！！
コロン・・・・コロン

一瞬、何が起こったか分からなかった
両手にかかっていた反発が、一気になくなっていた

確かなことは、チューブがすっかり、しぼんでいることであった

僕は静かにチューブから顔をあげると、食卓の向かい側に信じられない光景が展開されているのを見た

それは、マヨネーズを頭頂部から顔面を、
斜めに横切らせ、
にこりともせず座っているおばあちゃん
だった

誰も笑わなかった

誰もしゃべらなかった

バシッ、バシッ

ただ、僕のぼっちゃん頭に炸裂する母の平手打ちの音だけが響いた

※注～文中の「コロンコロン」というのは、キャップが転がる音です　

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