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カテゴリ:食べてばっかり
今夜の事だ。
米をといで炊飯器に入れ、おかずもできあがり、さあ食べようと思ったら、ご飯が炊けていなかった。くそう、またやってしまった、スイッチの入れ忘れ。 今からご飯炊いている時間はないし、そうだ、そうめんにしよう、あれならすぐ茹で上がるし、で主食変更。ところが最近食べきってしまったらしく見あたらない。でももう一つくらい何処かになかったかなあ、とブツブツ言いながら食料貯蔵庫を引っ掻き回していたところ、あったあった、昔お土産でいただいた特産品そうめんが。 よしよし、と安堵してフト袋を見ると、「02.12.14」と書いてある。 02? 2002年てこと? 今2004年だよね。 うーん、賞味期限切れか。しかも1年半前。 どうしよう。 実は私は楽天の他の方の日記で触発され、アトキンスダイエットを「今日から」始めたばかりだ。だから私はそうめんは食べない。でも子供たちが食べる。こんな期限の切れたものを子供に食べさせていいものか。 でも、そうめんだよ。乾物だ。カビが生えている訳じゃあるまいし、これ食べて死ぬ事もないだろう。 というわけで、茹でてしまった。 だいたいこういう賞味期限ていうのはどういう基準なんだろう。生もの関係や痛みやすいものはあって当然である。でもこういう乾麺だの乾物だのはどうなんだろう。一消費者としては以下の事をはっきりしてくれるとありがたい。 1. この日までに食べねばならない、厳格な賞味期限 2. この日までに食べたほうがいい、お勧め賞味期限 2に関しては、風味の問題だと思うので、中には期限を過ぎても5年でも6年でも大丈夫なのがあるはずだ。そこら辺の「最終賞味期限」も書いてあると有り難いのである。 実際には自分で食べてみて自己判断するしかないのだが、今ひとつ判断しにくいものもあるのだ。 たとえば納豆。 納豆は我が家の秘密兵器だ。朝ご飯に、お昼ご飯に、そして何もないときの夕飯によく活躍する。トーストにバターよりは納豆ご飯のほうが、親として「食べさせた」という満足感があったりするので活用している。 たいていはすぐ食べ切ってしまうが、たまにひとつくらいポツンと冷蔵庫の奥から出てくる事がある。いつの物かはわからない。この様子だと少なくとも3ヶ月は経っているような気がする。さすがに子供にはちょっと、と思うのでそんな時は私が食べる。フタをあけても匂いを嗅いでもわからないのだ。わからないから、とりあえず食べてみる。うん、全然おっけー。今まで死んだ事はない。 このように賞味期限というのがまるでわからないのもあるのだ。実際にはどこにも書いていないものも多いし。 小さい日系のスーパーなどへ行くと、賞味期限が切れたものがセール品となって売られている事が多い。時々利用する。この場合、お店が大丈夫だと判断して売っているんだから安心よね、なんて根拠のない自信を持って買ったりする。まあ、常識の範囲内で判断するしかないのだろう。 そういえば数年前この近くにあった、今にもつぶれそうな韓国食料品店では、恐ろしいものがたくさん売っていたのだ。そのほとんどが賞味期限切れの日本製品。中には「ホテルオークラのホットケーキミックス」なんてレアものまであって、しかも賞味期限は「昭和63年5月」。その近くに置いてあったカルピスは瓶の周りの紙がむけてて、中には得体の知れない液体が。何度か店頭の自家製キムチを買ったが、人の良さそうな店のおじさんが息子にくれたチョコレート。家に帰ってこっそりあけてみると、もはやチョコとは言えないくらい 白く変色した物体だった。人にこんなものをくれるんじゃなーい(もらっといてごめんなさい)。 いつのまにかひっそりと店を閉めていたが、まあ当然の成り行きだったかも。 息子たちは茹であがったそうめんを、おいしそうにズルズルと食べていた。 それを眺めながら、ちょっとだけ胸がチクリと痛んだ。 息子たちよ、ごめんね。もし今夜おなかが痛くなったら、ちゃんと母が責任もって看病するからね。 本日の献立: そうめん、鶏の香味揚げ、カリフラワー、枝豆、トマトサラダ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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