シングル母のアメリカ暮らし

2005/07/04(月)14:16

クレヨンしんちゃんに脱帽

日本から母が来た。 この際、まったくアメリカ人になってしまった次男に すこし日本語の手ほどきをしてもらういい機会だ。 というのも母はあまり英語を話さないから 「おばあちゃんは全然英語わからないよ」と言ってもらうことで 次男はがんばってがんばって何とかつたない日本語で 意志を通じさせようとしている。 実はこのおばあちゃん、50年前の話だが、 NYのクイーンズに3年ほど住んでいたので、 ほんの少しはまだ英語を覚えているのだけど、それは内緒。(笑) ところで先日次男がもう日本語学校に行きたくないと言い出した。 学校は楽しかったけど、平仮名がほとんど読めないので嫌だというのだ。 そこで母に「平仮名が楽しく覚えられるような本あったら買ってきて」と頼んだ。 買ってきたのは 「クレヨンしんちゃんのあいうえお」 がーーーーーーん。 実は私、あまりクレヨンしんちゃんが好きではない。 2年前日本に帰った時、クレヨンしんちゃんの尻だしにハマった長男が そこここで自分の尻を披露し、ひんしゅくを買った記憶があるからだ。 あんなに下品一筋で子供に媚びなくてもいいだろう、と思った。 子供は下品が大好きだ。 下品のかたまりといってもいい。 初めてあった子供を手っ取り早く手なずけたいなら、 トイレットトークを一発かませばまず間違いない。 そのかわり、その親まで手なずけられるかどうかは保証できない。 だからクレヨンしんちゃんのやり方はあまりにオーソドックスで 直球型なのでやや憤慨だ。 そこへ持ってきて、この「あいうえお」だ。 案の定、思った通り。 「う」は「うんち」の「う」 「お」は「おしり」の「お」 「と」は「といれ」の「と」 この本を広げた次男は狂喜乱舞、目を輝かせ 「うんちー」 「おしりー」 と嬉しげに絶叫している。 ああ、もう想像通りの展開。 でもその後で、「ママ、これはなんて読むの?」 「ママ、ここになんて書いてあるの?」と聞いてきた。 しんちゃんの吹き出しになんて書いてるか知りたいのだ。 少なくとも平仮名を覚えようとしている。 動機はどうあれ、やる気が大切。 いままで半年日本語学校に通って興味を示さなかったのに しんちゃんと出会ったたったの2、30ぷんでこれだ。 やはり正統派のやり方に間違いはないのか。 とりあえず、しんちゃんに今回は1本とられた、という感じだ。 明日は独立記念日。 もうすでに、「プレ花火」がどこかで打ち上がっている音がする。 アメリカ中のかなりの人が、バーベキューとパレードと 花火を楽しむ日なのだ。 うちも12時と5時のバーベキューにお呼ばれ。 アメリカの皆さん、 Happy July 4th! 本日の献立:じゃがいもとツナのキャセロール、ズッキーニのニンニク炒め、ガーリックブレッド、シーザーサラダ

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