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ボランティアというのは、以前友だちに誘われて、
里親に出す手紙を翻訳する、というのをやったことがありますが、 自主的にしたことは一度もありません。 それが今回の洪水の件で、強く何かをしたい!という気持ちが生まれ、 その気持ちに見合うだけの義捐金を用意できないので、 ボランティアをしようと思いました。 とはいえ、すぐ飽きてしまう私のこと。 その決意を持ったときは、21日から学校が始まる、ということだったので、 平日の5日間ボランティアをすることにしました。 そして5日間、毎日行くことが出来たらブログに書こう、と決めて。 月曜日 生まれて初めて献血しました! 注射は怖くないですが、4杯も水を飲まされたのはきつかったです。 血のチェックをした時に「朝は何を食べましたか?」と聞かれたので 「パン」と答えたら 「それではダメですね~」と言われ、あせって 「いや、それから、バナナとヨーグルトとジャムと海苔とみかんと、それからチョコも食べました!」と言ったら大笑いされ 「それでもちゃんとご飯を食べてください」と言われました。 じゃーファラン(西洋人)はどうすんのさ~!と思いましたが、 「はい!」と元気よく返事をしておきました^^ 火曜日 チュラロンコーン大学でやっている食事を作るボランティアに行ってきました。 私が手伝ったのは、トート・マン・プラー(タイのさつま揚げ)を小袋に入れゴムで結わえる作業です。 最初にゴムで結わえる作業をしていたのですが、 タイ人のようにクルクルと巻くことが出来ず、 一つ一つ引っ掛けながら結わえていったら、途中から指が痛くなってきました。 そしたら、隣で袋詰め作業をしていた色白の可愛い女の子が「替わりましょう」と! (上の写真の青いTシャツの子です。顔見えなくても可愛いでしょう?) ナンテ良い子なんだろう~♪ 息子も赤十字で箱詰め作業なんてしてないで、 こっちに来れば、こんな可愛い子と話せるチャンスがあるかもしれないのに~(笑) そうそう、トート・マン・プラーはとっても良い匂いがしていて、 美味しそうだな~なんて思いながら作業をしていたら、 リーダーのようなオバチャンが「ちょっと味見しましょうよ」と言って 皆で一つづつ頂いちゃいました。 やっぱり美味しかったです♪ 水曜日 タイ赤十字に行きました。 ここで何をしようか探していたら、 缶詰の所だけが、箱から出して積み上げる仕事をしていたので、 私もそれを手伝うことに。 そのうちに大袋にどんどん支援物資を入れていく作業が始まりました。 知らないうちに最前列にいた私は、缶詰をその袋に入れることに。 ところが、私の入れ方が悪く、途中で係員に 「すみませんが、他の人と交代してください」と言われてしまいました!!! ガーン!すごいショックでした。 大人なのに、女なのに、日本人なのに・・・・ しかも、手伝いにきたのに逆に皆の足を引っ張ってしまうとは! 恥ずかしくて恥ずかしくて逃げ出したかったですが、 ここで帰ってはいけない、と後ろに回って 缶詰を箱から出して積み上げる作業を続けました(泣) 家に帰って、毎日のように赤十字で作業をしている息子に話すと 「それはしょっちゅうあることだから、気にしなくて大丈夫だよ」と。 いつも息子に「キチンとしなさい!」「ちゃんとしなさい!」と怒っているのに、 慰められる羽目になるとは・・・・トホホです。 木曜日 昨日のことはたいしたことない、頭ではそう思っても、 気持ちと体が拒否反応です^^; しかし、ここで行かなかったら女がすたる、と訳のわからない理由で出かけました。 流石に赤十字に行く勇気はないので、この日はチュラ大に。 まだゴムを縛った時の指が皮がむけて痛かったので、 別のことをしようと探していましたが、どこもいっぱいです。 ようやく一人でスプーンをバラける作業をしている人を見つけたので 「手伝っても良いですか?」と聞くと、 ものすごく無愛想に袋とスプーンを渡されました。 ナンカ怖い人だな~と思いながら、昨日の失敗は繰り返さないぞ! と心に決めて、一つ一つ丁寧に作業を行いました。 それが終わると、今度は袋にシールを貼って、上の部分を折り返す作業です。 これはご飯やおかずを入れやすくする為です。 私の前のオバチャンがシールを貼り、私は袋を折る作業をしました。 (シールの意味は「頼りになる友だち チュラロンコーン大学」だそうです) そのうちにオバチャンが隣で同じ作業をしている若い子たちに 「あんた達、全然折り方がなってないわ!こんな風に折らなきゃダメよ!」 と私が折った袋を見本に見せているではありませんか! 昨日の今日の事です。 もう嬉しくて、オバチャンに抱きついてお礼を言いたかったです(笑) この日は、とっても充実していました。 結局最初に無愛想だと思った人も、私が日本人だと判ると、 ワイをして「タイ人を助けてくれてありがとう」とお礼を言ってくれました。 向かいのオバチャンは、話を聞くと、 東日本大震災の時は、毛布とマフラーを日本大使館に届けてくれたそうで、 今度は私がワイをしてお礼を言いました。 お昼は、フランスからチュラ大に留学に来ていて、 授業の合間にボランティアをしているという女の子と一緒に食べました。 それから、会社が仕事中にボランティアを容認している所もあって、 ユニフォームのまま来ている人もいました。 金曜日 この日は買い物があるので、その前にちょっとチュラ大に寄って、 ご飯とおかずをセットにしてゴムで留める作業をしました。 ご飯を詰めてある袋は、シールが貼ってあり、 あっ、ひょっとするとこれは昨日私が作った袋かも~ ナンテ考えながら作業をしました^^ 以上です。 5日間ボランティアをしてみて判ったことは、 最初は人の為に何か手伝いたい、という思いだったのが、 結局は自分の為になってしまったということ。 タイ人の懐の深さ、大らかさ、明るさに、結局助けられたのは私でした。 ところで、タイ赤十字でボランティアをする時は、 まず受付で名前を書き、名札を貰うのですが、 赤いスタンプのところには 「この名札を持って行くとメガネが安く購入できる」と書いてあります。 老眼鏡でも作ろうかしらん・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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