ウワサの足跡がついていましたが・・・さて、誰だか。
というわけで長い夕飯編です。
注文したのは前菜とメインとデザートのコース。それと飲み物。
日本ではデザートも注文の際に選ぶのにウエイトレスさんはメニューを持って行ってしまった。あれ?
まず前菜。サラダ。
前菜はよかった。
そしてメインがやってきた。
メインは付け合わせとソースも選ぶ。
ステーキはともかく、付け合わせとソースが大失敗だった。
付け合せはローストポテトだったのだが、このツアーで最大級のポテトだった。
日本のジャガイモが握りこぶしぐらいならその2倍の大きさぐらい。
サワークリームをつけて食べるが日本人には不向きかも。
そしてステーキソース。
「エシャロット」に騙された。いや騙してるつもりはないと思う。
日本じゃあの生でかじると辛いエシャロット。想像したのはピリッとしたソース。
しかし出されたのはソテーしたものだった。もう玉葱の炒めたのにしか思えない。
味も「やっぱり玉ネギ・・・味ないよぅ。」
肉に味のない玉葱炒めたのまぶして食べてる気分だった。
手前の白いソースがサワークリーム、奥にあるのがエシャロットソース。
相方は前菜はポーチドエッグ、付け合わせがフライドポテトにソースはペッパーソース。
ソースを味見させてもらったが「?なんかこれ昨日食べた中華っぽい・・・」
ウエイパー風味のペッパーソースだった。
とか何とか言ってたら赤いじゅうたんの上を何かが動いてる。
ネズミがいた。大きなネズミではない白っぽいネズミ。
うわ。どうしよう。女の人たちがいるテーブルの下に逃げちゃったよ。
周りを見たら見ちゃった人が他にもいた。隣のテーブルのカップル。
女の人と目があった。言葉はわからなくても「見た?見た?」なアイコンタクト。
ええ、もちろん見ましたとも。と念をこめといた。
地獄のメインが終わる。またウエイトレスさんが来てメニューを渡してくれた。
ゆっくりデザート選ばせてくれるのね。いいなあこういうの。
私はクリームブリュレを選ぶ。相方はアイスクリームみたいなのを選ぶ。
「レ」ってあるから牛乳のなんかだろうなあ。(すごいレベル)
デザートがやってきてまたびっくり。
日本じゃクリームブリュレはハーゲンダッツのミニカップサイズなのに
出てきたそれは直径15センチ、深さ5センチぐらいのグラタン皿みたいなの。
とってもおいしいんだけどあのメインの後には辛過ぎた。
相方のアイス(?)はほんとにデザートサイズ。
しかし食べてびっくり「米を牛乳で煮て冷やした」様なもの。
ライスプディングかと思ったが違うよねきっと。
相方とネズミの話をしていて「あのへんに逃げちゃったよねえ。」と指差してたらそのテーブルの人が気づいた。
「何?なんなん?」みたいな事を言ってる。すると、隣のテーブルの男の人が状況説明。
はい、慌てて皆さん立ち上がりましたよ。すぐお帰りになりました。
店員さんに何か言ってる。店員さんはペリエのボトルを指してなにやら言ってる。
きっと「これは店持ち」みたいなこと言ってるんだろうなあ。
言葉が通じないからネズミの絵を描いて待機してみるが店員さんがいるときはネズミは出てこず。
ま、そんなもん。
会計を済ませ、説明してくれ、その上「おいしい?」と聞きにきてくれたウエイトレスさんに4ユーロ程チップを渡す。
キリーさんとこのウエイトレスさんに「感謝」のチップってこういう事かと教わった気がする。
ホテルまでゲフゲフ言いながら歩いて帰る。
明日帰国かあ。もっといたかったなあパリ。