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カテゴリ:☆優介☆
<続き・・・> 16日水曜日: 今日のゆうすけは目覚めも良く、「おはよー」と言ってくれた。 脳波での異常がなかったので、プレールームでも遊んでよいと許可が出た。 おもちゃに興味を示し、一人で遊ぶ。 でも置いてあるビデオが見たくて泣き喚く。 時間が決まっていて、いつでも見れるものではなく・・・説得するのが難しかった。 家では自由だもんね。。。 お昼前に眠そうなゆうすけを連れて、小児臨床科へ。 発達障害や多動を気にしていたこともあり、ついでに相談をした。 発達のテストを受けた。 眠いこともあって、不機嫌だったけど、とても上手にこなしていた。 あれ?結構元に戻ってるかも・・・ もっといやだいやだと言うかと思ったけど・・・ やはり言葉の遅れが気になる感じだったが、さほど問題なさそう。 結果を明日ゆっくりお話します。お母さんお一人でお越しください・・・との事。 え?ゆうすけはどうするんだ? 誰が見ててくれるんだろうか?? パパに来てもらわないと・・・だな。 病室へ戻るとすぐに眠り薬。 お昼寝時間もあったので、すぐに眠った。 眠ったと同時に、また耳鼻科へ。 寝ているゆうすけは本当に重たい! 16kgもあるゆうすけを、外来までの道のり抱っこして行った。。。 死ぬかと思った。 そして先生に預け、待合室で待機。 一人の時間・・・また不安にかられる。 すぐに呼ばれ、まだ眠っているゆうすけを抱いて病室へ戻った。 ぐっすり眠っているので、私もちょっとお昼寝。 眠りから覚めると、「ママーあそびにいこー!」とプレールームへ誘う。 うんうん、元気になってきたね! あまり元気な子が居ないこの病棟は、プレールームとは言えお友達は居ない。 怪我で入院していた小学生のお兄ちゃんや、点滴をしながらよちよち歩く赤ちゃんくらい。 でも、やっぱりお友達が好きなゆうすけは、近寄って一緒に遊ぼうとする。 あぁ~なんかいつものゆうすけらしさが戻ってきたかも。 嬉しくてずーっと眺めていた。 お夕飯の時間も過ぎているのに、満足するまで遊ばせてあげた。 食事に病室へ戻って、食べ終わるとすぐプレールーム。 遊びたくてしょうがないようだ。 消灯時間になると遊べないので、病室へ仕方なく戻って、二人でゴロゴロ。 10時過ぎに眠りについた。 17日木曜日: だいぶ元気が戻ってきた。 病室はイヤで、ほとんどがプレールーム。 赤ちゃんのお友達もでき、私もそのお母さんと世間話。 やっと落ち着いてきたかな。。。 笑って他人と話せるようになった。 赤ちゃんが大好きで、とっても優しく接するゆうすけ。 そんないつもの普通の風景が、うれしくて仕方がなかった。 よかったぁ・・・なんでもなかったのかな? 午後、パパがゆうすけを見ててくれるため来てくれた。 そして私は小児臨床科へ。 話をゆっくりしてきた。 心配していること、全部聞いてくださった。 学習力や認知力は、心配ないとの事。 言葉はやはり2歳児程度のようだ。 でも、ゆうすけのボキャブラリーの中で一生懸命説明しようとする力はあって、 それはとってもいいとおっしゃってくださった。 だからといって、言葉のお勉強をする必要はなく、様子を見ていってくださいとの事。 やはり生活のリズムに問題がありそうだ・・・と言われた。 幼稚園入園をどうしようか・・・ 幼稚園へ行くことが、ゆうすけにとってメリットなのかデメリットなのか・・・ 元気いっぱい走り回って、たくさんのお友達と遊ぶのが好き・・・と私が決め付けているだけではないだろうか? もしかしたら、今のこじんまりした保育園がゆうすけは大好きかもしれない。。。 ゆっくり部屋の中でお友達と学習して・・・という環境がいいのかもしれない。。。 いや、はたまた、あと1年は私の手元に置いてあげるのがいいのだろうか? 妹が生まれたことによって、意外とゆうすけにはストレスになっていて・・・と考えるべきなのだろうか? でも先生は・・・ 「とっても元気で意欲があって好奇心のあるお子さんです。ぜひ刺激を受ける場を与えてあげましょうよ!」と言って下さった。 涙が出てきた。 そうだよね、やっぱりそれでいいんだよね。 「お母さん、大丈夫。ゆうすけくんはそういうお子さんだと思いますよ。」 うれしかった。私の決断は間違ってなかったんだという気がして・・・うれしかった。 ただの私のカウンセリング状態で終わった・・・ 心配だったら、幼稚園へ通って6ヶ月ほど経ってから来て見てください。。。との事だった。 安心して病室へ戻ると、ゆうすけは寝ていた。 パパとゆっくり話をして、家の様子も聞いて・・・パパは会社へ戻った。 目が覚めると、すぐ遊びに行く。。。 「あかちゃんいるかなー?」と赤ちゃんと遊ぶのを楽しみにしている。 言葉も戻ってきた。優しさも戻ってきた。 何といっても笑顔で遊ぶ姿が戻ってきた。。。 看護士さんも、担当医師も、元気になってきましたね~と言ってくれる。 廊下を走って怒られたり。。。いつもの調子になってきた。 担当医師からうまく行けば明日退院できますね、と言われる。 よかったぁーーー帰れる! 一応明日MRIを撮るとの事。 また・・・眠り薬かぁ。 18日金曜日: 今朝もゆうすけが先に起きて「ママ、おきて!」 「おなかすいた・・・おにぎり!」 決して病院食は食べない。 確かにまずそう・・・もったいないからママが食べる。 ママ用のおにぎりを全て食べられちゃうから。 大好きなみかんも、ジュースも欲しがる。 うん、その調子! そしてすぐ遊びに行く。 ここの生活が面白いらしい。 もちろん、自分のわがままが通り、すぐ遊べ、そしてママを独り占め。 楽しくて仕方がないようで、おうち帰れるかもよ!と言っても「イヤだ!」と言う始末。 眠り薬を飲まされ、また検査へ。 今度は地下にある物々しいMRI検査室。 ハザードマークがいっぱいあって、ママドキドキ・・・ 磁気がすごいので、金物を全部はずし、いざゆうすけを寝かせる。 TVなどでよく見るトンネル状の物の中へ入る。 検査が終わり、病室へ。 しばらく待っていると担当医師が来た。 「MRIも問題ありませんでした。退院できますよ!」 よかったぁーーー。 「とりあえず来週また診せに来てください。その時少しだけ気になった脳波についてお話します。」 脳波はやはり右と左が少し違うようで、そこだけが気になるそう。 左右が違うと何か悪いんだろうか? それが今回の熱によって、軽い脳炎にかかってしまったからそうなったのか・・・そういうことはわからないという。 脳炎が起こっていたと言う明らかな脳波が出ていればすぐにわかるが、 そういう脳波ではないそうだ。 ・・・安心していいのかな?でも気になるな・・・ でも、どちらにせよ元気な姿が見れたので、それだけでも良しとしなくては。 イソイソと帰り支度をして、パパの迎えを待つ。 1週間風呂に入っていない親子は、汚い!!臭い!!!(^O^) 早く家に帰って、お風呂に入りたい! ママはやっと自分の汚い姿にうんざりする力がわいてきた・・・ 外は春。 気温も暖かい。 春の風にあたりながら、元気な姿のゆうすけの手を引いてまた歩けることの幸せを噛み締め、 お世話になった病院を後にした・・・ ゆっきーもママさんも家で待っていてくれた。 ママさんは涙を流して、ゆうすけを抱きしめてくれた。 「どうしたの?」泣いているママさんの涙を拭いたゆうすけ。 そう、そういうところ。 ゆうすけのいいところ。 みんなの大好きなゆうすけが戻ってきた。 みんなにとって長くて大変な1週間だったけど、本当に良かった。 この言葉に尽きる。 みんなの笑顔が戻った。 それだけでいい。 みんなが元気が一番。 普通の生活が一番。 他には何も望まない。 みんなで居られればそれだけでいい。。。 ありがとう天国のおじいちゃんおばあちゃん、じいちゃん・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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