2007/02/06(火)10:34
GLAY「 LOVE IS BEAUTIFUL」inさいたまスーパーアリーナ
3日、4日とさいたまスーパーアリーナで行われたGLAY ARENA TOUR 2007「 LOVE IS BEAUTIFUL」に行ってきました。
ちょっとだけネタバレあり
どちらもスタンドで400レベル。つまり4階なのです。
でもOK。たとえ最後列でもGLAYのライブはそれなりに楽しめます。
1日目はステージ横と言っていいくらいの位置で、ひたすら天井に近い高さでした。
上から見下ろすので、4人の足元に光るセットリストも、ステージから降りる階段まで見えました。
2日目は正面、つまり一番遠いところでちょっと変わっていました。前の座席との段差が大きく、手すりまであってバルコニーといったたたずまい。
手すりも高くはないので見晴らしがよすぎて、民衆を見下ろす皇帝の気持ちがわかりました。
ここで照明などステージ全体のきめ細かな演出が全てあきらかになりました。あんなにきれいだったとは…。
本当は2日間も行くつもりはなかったのですが、ファンクラブ抽選でハズレてから何とかしたいとあがいているうちにこういうことになりました。
初日の横浜アリーナから、ライブはすでに成長していました。
アルバム発売後なので観客のノリがいいのは当たり前ですが、曲数が増え、ギターだけでなくドラムやキーボードのソロもあったり、ウェーブで遊ぶ時間もできていました。
優しい曲や、胸につきささるような曲はじっくりと聴いて、テンポの速い曲は全身で楽しんで、あっという間に時間が過ぎました。
ライブを通じてLOVE IS BEAUTIFULというメッセージが静かに力強く伝わってきます。
TERUさんは、最近のいじめによる自殺や家族同士の争いに言及して、身近にいる大切な人たちが寂しくしていないか、悩んでいるんじゃないかということに気づきたいし、皆にも気づいて欲しいと言って「100万回のKISS」を歌いました。
優しく伸びやかな歌声を聴きながら、自分の身近な事からでも何かが変わっていく事を、信じたいと思いました。
もう一曲、救われた思いがあったのは「僕達の勝敗」です。
「憎しみの連鎖 この手で閉じて」
このフレーズを思い出すことで、恨みや妬みといった自分の中の嫌な思いを解き放つことができそうです。ずっと胸に留めて置こうと決めました。
もちろん懐かしいナンバーではさらに盛り上がり、激しいナンバーではロックスターとしてのオーラと色気に圧倒されまくりで、ライブを十分に満喫しました。
1日目はHISASHIさんの誕生日なので、アンコールを求める声がいつのまにかハッピーバースデイの歌になり、指揮者がいるわけでもないのに19,000人の声が一つになったことは忘れられません。
2日目は初めから盛り上がりました。TERUさんの声も伸びがよくて素晴らしく、気持ち良さそうでした。
会場全体の温度も高かった気がします。
オフィシャルサイトの掲示板で、「久しぶりに参加するお母さんに好きな曲を聞かせたい。」と書き込みがあった曲が実際にアンコールにプラスされて演奏された時には感動しました。それはこの春卒業する人たちへのプレゼントでもありました。
神奈川から東京を通り抜けて埼玉までは、やはりちょっと遠いです。
さすがに今朝は起きるのがつらかったのですが、家事をこなしながらライブを思い出しては一人にんまりしていました。
「皆の笑顔がGLAYの音楽によって生まれるものなら、俺達はそれを守りたいと思うから、これからも歌わせて下さい。」こんなことを言われたのだから、思い出すだけでもうメロメロです。