2009/03/16(月)19:14
春の旅・3日目 京都
3日目は再び京都へ。
この旅で、2日とも天気予報では降らないはずだった雨にあい、すっかり用心深くなった私たちは、予定を見直すことにしました。
3日目は、牛若丸が修行をした鞍馬に行くつもりでした。
ところが鞍馬は山の中。
そんなところで雨に降られたら、帰ってこれなくなるかもしれません。
そこで、急きょ思いついたのは銀閣寺と金閣寺。
しかし、思いつきで行動すると、思いがけない落とし穴があることも……。
銀閣寺の銀閣そのものが改修中でした。
仕方なく、庭園を歩いて一周しましたが、小さな滝や泉水のある美しいお庭でした。
鮮やかな黄緑の苔が地面を覆っていて、みごとでした。
焼きたてのお煎餅をかじりながら、哲学の道を20分ほど歩き、金閣寺へ移動。
地図で見ると、市街の右と左、効率が悪いです。
金閣寺は観光客で賑わっていました。
入ってすぐに金色に輝く舎利殿が目をひきます。
さすがに派手で、人気者という感じです。
池をはさんで撮影に絶好なポイントがあり、お互いに写真を取り合うなごやかな場になっていました。
それから、四条河原町に向かいました。
義姉に頼まれた、「村上重」にて漬物を買って送るという使命を果たすためです。
そして、ここの交差点は、『太陽の塔』にて、クリスマスイブに妄想力のたくましい男たちが、ええじゃないか騒動を決起した、あの場所なのです。
当たり前ですが、昼間の交差点は、買い物客でにぎわう普通の通りでした。
ここで雨がパラつきました。
やっぱり、予感は当たったのです。計画を変更して正解でした。
今回の旅行の一番の収穫は、鮒ずしを食べたこと。
鮒ずしとは、滋賀県の郷土料理で、ニゴロブナを使った熟れ寿司(なれずし)の一種です。
臭みと酸味が強いことで有名なので、お店の奥さんから「話のタネにどうぞ。」と試食を勧められた時、恐る恐る口に運んだのですが、酸っぱくて臭いのに、とても美味でした。
まるでチーズのようなうまみがあります。チーズの中でも、ブルーチーズが食べられる人なら、きっと大丈夫です。
意外に値段が高いので、切り身を少しだけ買って帰りました。
子持ち鮒寿司 【送料無料】
もう一つ良かったこと。それは初めて行った滋賀の人が、みんな温かかったことです。
ホテルの和食レストランで、色々話を聞かせてくれた若い女性、鮒ずしを買った佃煮屋さんの奥さん、ドライブの途中で寄ったカフェの女の子、彦根城の受付の女性、あれ、女性ばかりですね。
本当に、滋賀の女性は親切で、感じがいい人ばかり。また行きたいと思いました。
今回中途半端になってしまった京都ですが、まだまだ行きたいところがあります。どうか景気が回復して、また行くことができますように。