放浪人生どこまでも

　こんばんは。

今日はコレ。

「レオン」です。

超感動の名作とは聞いていたものの、

これは凄い。

凄いんですよ。マジで。

完全にやられました。


さてこの映画には様々なテーマが盛り込まれています。

盛り込まれていると思います。

そう決めたんです。


不遇な家庭環境を持つ大人びた少女マチルダ。

愛する者を失い、それから心を閉ざして生きてきた凄腕の殺し屋レオン。

それが運命だったかの様に行動を共にし始める二人。


一　男はいつまでも子供であり、女は割と早く大人になる。

一　人には器があり、分不相応な夢は叶い難い。

一　愛の力は人を変える事が出来る。

一　誰しも安心して眠れる場所を求めている。


そんないくつものテーマを絡めながら物語は進みます。


アタシは大人よ。何だって出来るはず。アナタの役に立つ時だってあるわ。

だからずっとそばに居させてよ、レオン。


いや俺は愛を捨てたんだ。危険な仕事を続けるしかない根無し草さ。

ぐっすり眠る事も出来ない生活だ。こんな男のそばにいてもロクな事ないぞ、マチルダ。


レオンに命を助けられ、殺し屋稼業の弟子からパートナーへと成長したマチルダと、

共に過ごすうちに忘れかけていた愛を取り戻し始めたレオン。

二人がやっと幸福への道を約束したその時こそが、

二人の最後の時間。


悲しいよ～。

なんでハッピーエンドにしてあげないんだよ～。

マチルダが不憫で不憫で…

ロクでもない両親に育てられ、唯一愛していた弟を失い、

初めて出会った優しい大人までも亡くして。

神様は彼女に今までいったい何を与えてくれたんだろう。

でもさ、レオンは最後の瞬間まで、君を想っていたんだね。

それがせめてもの救いだね。


素晴らしい映画でした。

クライマックスにもしっかりと伏線が効いていたし。

これは文句なしの今まででナンバーワンでしょう。


見終わって立ち直るのに時間がかかってしまいました。


いやあ、映画って本当に素晴らしいモノですね～。