サンクチュアリでの最終講義
人数の増えた生徒たちには、入りきらなくなったカレッジ今日は、三人が欠席していたので、なんとかなりましたが、もうベッドが5台はないと講義が出来ないようになりました。皆、それぞれが成長し高めあい「想い」受け継ぐ彼らに感謝をしています。患者塾もとても、参考になるものでこれから医療連携やチーム医療を目指す私を始め生徒たちにも実りの多いものでした。私が、この景色を皆さんにみて欲しくて、過ごしていたように思います。私は、このタイムのジュータンが大好きです。ここに現実に生きた証があります。そして、このログにも命があります。 ちいさなおうち「むかしむかし、静かないなかにちいさいおうちがたっていました。それは、ちいさいけれどとてもがんじょうにつくられた、強いおうちでした」 こうして始まるバージニア・リー・バートンの『The Little House』ピンクのばら色をしたちいさいおうちは丘の上に建っている。りんごの花がつぼみをつけることで春の訪れを知り、初雪が舞うことで冬の到来を感じていた。だが、町の明かりが遠くに見えはじめたのをきっかけに、ちいさいおうちの周辺もどんどんと変わっていく。まず道ができ、そこに自動車やトラックが走りだし、整備されて道路となった。やがて道路はあちこちに延び、背の高い家やアパート、お店、車庫なども次々と完成、ちいさいおうちを取り囲んでいく。 とうとう住んでいた人たちも引っ越してしまい、ちいさいおうちは町の真ん中でひとりぼっち。人工的な町の照明は明るすぎて、もはや太陽も月もわからない。ちいさいおうちは思う。「月あかりの中、かがやく白いヒナゲシのお花畑やりんごの木々がもう1度見たい」と。 ぽつんと取り残され、町の中で窮屈そうにしている古ぼけたちいさいおうち。その姿に子どもたちは胸を痛めることだろう。だが、女の人が現れて、ちいさいおうちを田舎に移してやり、そこで幸せに暮らす。これで静かに扉を閉じたいと思います。でも、かわらず私は木曜日はサンクチュアリとクーと一緒にいますので皆さん是非遊びに来てくださいね。「お茶をのみながら、遊びにきたついでに病気や症状が治っている」そして、サンクチュアリの想いは「こられた方が主役です」小さなおうちのように、まわりが変わっても何があってもそう想うことで前に進みたいと思っています。http://www.youtube.com/watch?v=QwauBGGKY9Iあと、五年どうなっているのか・・・ハィアーセルフにゆだねているので全てが決まっていくでしょうね。さて来月は佐潟プロジェクトが地域の方、農業委員会・管理組合・商工会の理解のもとにはじまります。やっと学生たちや、第一回患者塾をハーブランドで開いた時の幾つかの約束が時をこえて守れます。http://www.youtube.com/watch?v=DmT63EjOHqw私は、この忙しいことで救われているなと・・・ここに集い関わられた皆さんが健康で無理なく自然に微笑んで「自分の人生を創れるように」祈りをこめて。下條 茂 2010年5月16日