2007/09/15(土)22:43
福田氏こそ「ポスト安倍」だ!
福田康夫元官房長官がついに出馬した。出馬表明の記者会見では,政権への強い意欲を感じた。これまでの福田氏の態度とは一変していたのが印象的だった。
かねてから福田氏が首相に最もふさわしいと思ってきた私にとって,今回の福田氏の出馬には感動した。近年で最も感動した出来事だ。しかも首相就任が確実視されている。昨年の安倍政権誕生で失望していた私だが,ついに本命・福田氏の出番が到来したのだ!
現在の難局に対して先頭に立って乗り越えていける能力を備えている人物が,福田氏以外にいるだろうか。ここはやはり,安定感とバランス感覚に定評のある福田氏が適任だ。この非常時に「人気だから」という理由で他の人物を選んでいる余裕はない。安倍首相みたいに失脚するからだ。
福田氏が首相に就任すれば,森・小泉・安倍・福田と4代連続で同じ派閥から首相を輩出することになるが,そんなことは偶然にすぎない。もはや派閥云々という時代ではないはずだ。しかも今回は,他派から福田氏を擁立した格好だから,他派も「4代連続」を容認していることになる。いかに福田氏が幅広い支持を得られるほど有能な人物かが分かる。
官房長官を3年半も務めた福田氏だから,長期政権の可能性は十分に期待できる。米国のブッシュ大統領の父親は,息子同様,大統領を務めた。だが日本にはそういう例はまだない。福田氏の父親は福田赳夫元首相だ。しかも福田元首相が首相に就任した時の年齢は息子の福田氏と同じ71歳。何か運命的なものを感じる。日本の憲政史上初の親子の首相誕生が実現する日も,そう遠くはないだろう。