6/2 フロートシンカーの威力
もう何年前だろう?ずいぶん昔のような気がするが、ちょうどこのタイプのシンカーに嵌っていた時期がございまして、九州の方の読者だったか?失礼ながらはっきりと覚えていないのですが、とても完成度の高いこのタイプのシンカーを何セットか送ってくださった方がおられます。もう使うのがもったいないくらいすばらしいシンカーだったのですが、2シーズンくらいですべてロストしてしまい、自分でいくつかは作っていたものを使いまわしてはいたのだが、いつの間にか時は過ぎ、工作も面倒になってしまい、このシンカーを作る材料は放置されたまま押入れのどこかに、まさに「押入れ」られてしまい、もう触ることもないだろうと思っていたのだが、ふとしたきっかけでこのたびリバイバルすることに。 今シーズン始まって間もなく、ホンダワラエリアで発砲シンカーを試してみたところ、とても好感触で、急遽、クオリティーは低いながらも、それなりにまずまず様になる発砲シンカーを作ってみました。目指すところは、「30m沖で浮上する特性」。ワタクシがよく行くキス場、能美島某所は、キスの魚影はそこそこですが、地形的に面白い釣り場ですので、ワタクシの中では5本の指に入る屈指の?釣り場であり、一つのエリア内に何十箇所もポイントが点在するという、年間通して飽きることなくキスをそこそこ釣らせてくれる場所です。ただ、一つ難点があります。つまり、全域ホンダワラの巣だということ。これさえなければパラダイス?・・・と言えるかもしれませんが、個人的にこの釣り場と付き合いの長いワタクシは、「ホンダワラの巣だからこそ安定した魚影を恵んでくれるのでは?」と思っております。つまり、このエリアはホンダワラによってキスが守られている、抜かれていない、ということになろうかと思われます。釣り場のクセさえ理解しておけば、年間通して安定した魚を恵んでくれ、しかもちょっとした探検気分にもなれて、まさに釣り人の遊び場としてパラダイスではなかろうか(爆釣できる釣り場という意味ではありませんので、誤解のなきよう)。 いつもの足場のよい?地点から始めて、ポツリポツリと1投1匹というゆるーいが着実なペースで釣りがたんたんと進む。鳥の鳴く声が気持ちいい。外海とは違った静かな入り江の波音も心地よい。発砲シンカーの威力を実感しながら、1箇所10匹~15匹ずつのペースで数箇所移動し、とりあえず満ち足りるくらいの漁獲にはなりました。 50匹いくかどうかといった微妙なところですが、深追いはしません。これで十分です。潮位の関係で、昼を待たずして納竿。YouTubeにも動画としてアップしておます。釣りキチsankonの釣り日誌10「キス釣り実釣:発砲シンカーの威力/瀬戸内の藻場を攻略」