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カテゴリ:日々精進
久々に仕事の話題。
今、また字幕を訳しています。 長めのやつです。 とは言っても1時間位なのですが 私にとっては十分長い(-_-)。 某国立公園の話題で 延々と続く鍾乳洞の説明に ちょっとうんざりしてきました。 なかなか進まないよ~ 内容はともかくとして 一番の悩みの種は ナレーションが早口であること だから2-3秒の間に かなりの量の言葉が詰まってるんです。 それでも字幕一個は一個 文字制限もあるわけで しばしば 「どうやってこれを12文字にまとめるんだよぉぉっ!」 という状況に陥るわけです。 しかもこの国立公園 名前が (バカ)長い。 名前を入れたら それだけで一行はみ出るような勢いです(涙)。 はぁぁぁぁ… というわけで こんな風に仕事の途中で 愚痴をこぼしてるわけです(笑)。 そんな場合じゃないんだが。 私が仕事をもらってるエージェントの場合 字幕の仕事は映像の長さ(分単位)で料金設定がされています。 1分あたり○ドル…みたいな。 ということは ナレーション(あるいは台詞)がたくさんの映像は割が悪いということです。 しかも字幕に合わせて 言葉を巧みに削る必要性も出てくるし。 私はまだ映画を丸ごと訳すような立場にありませんが 映画本編を訳す翻訳者の皆さんにとっても 「泣かされる映画」と「おいしい映画」があるって聞いたことがあります。 たとえば翻訳者泣かせで有名なのは ウッディ・アレンの映画だそうな。 あれって、映画2時間丸ごと、ぶつぶつぶつぶつ話してるじゃないですか。 しかも早口で。 あれの字幕作りが大変だろうということは ひよっこ未満の私にも想像できます…。 じゃあ逆に 「おいしい映画」 ってどんなのかな…と 考えてみたんですけど。 これとかどうでしょう。 ミスタービーンだったら 台詞少なさそうじゃないですか~♪ 主人公はほとんど何も言わないし(笑)。 訳すのは標識くらいかも。 …うだうだ言ってないで 仕事に戻ります、はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月09日 01時54分56秒
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