三太郎物語～泣いて笑ってケンカして～

一太郎には散々イライラさせられた夏休みだった。（書いてるのは１０月も半ばだけど～(^_^;)）

でも、私は８月末の太鼓コンサートのことでバタバタと忙しかったから、それはかえって良かったのかもしれない。

一太郎とがっぷり組んでたら、私はなんらかの事件を起こしてたかもしれない・・・と本気で思うもん

料理中にムカつくこと言われて、あやうく包丁ふりかざすところだったし



そんな８月３１日の夕方、担任の先生からお電話が

もしや一太郎の宿題の出来具合が気になって電話くれたとか？！と思っていたら

「あのう、一太郎君、明日と明後日、ランチ（給食）注文してませんが、大丈夫ですか？」

・・・あ、ランチですか・・・(-_-;)

中学は外部企業への注文式（マークシートorネット）ランチ給食で、ＡランチかＢランチかを選ぶことができる。
ランチでもお弁当もちでも自由だが、うちは全部ランチにしている。

注文は食べる一週間前までにしなければならないのだが、提出物を学校にも私にも一切出さない一太郎のこと、催促してもなかなかメニューを決めないので、私が「全部Ａランチだ！！」と注文したのが数日前。
明日と明後日の分は間に合わなかったのだ。

あ～、明日はお弁当作らなくちゃだわ。と思っていたところに先生から確認のお電話・・・

先生・・・

そ、そんなことまで心配してくださって・・・て、あれ？もしかして、アタシに確認なのかしら？




というのは・・・

今年の春、運動会予備日になっていた火曜日、この日は天候によりもしかしたら運動会になるかもしれないのでランチ注文は?（もともと注文不可）の日。

それをすっかり忘れていたばなちょこ。
一旦登校し、全速力で走って帰ってきた二太郎に「お母さん！今日お弁当だった！」と言われてはっと思い出し、あわてて二人分のお弁当を作り、お昼前にそれを届けに学校へ。
（ていうか電話しろよ）

すると、駐車場にはめずらしく近所のパン屋さんの車があり、校内へ入ると、校長、副校長と数人の先生方が、大量のパンがのっかったトレーを持って職員室前を歩いていた。

あら？今日は先生方お昼は何かあるのかしら？なんて思っていたら、去年の一太郎の担任教諭が

「あ、ばなちょこさん、ばなちょこさんちは・・・」と私の手元をじっと見て・・・

「大丈夫そうですね。」とにっこり。

「あ！もしやそれは！！」

「そうなんですよ。今日はランチだと思ってる方が多かったみたいで・・・」

つまり、ランチを注文した保護者は、その日が注文不可だったことなんてす～っかり忘れてしまい、お弁当もランチもない生徒が多っかったのだ。

で、校長先生が近くのパン屋さんに大量注文して届けてもらったらしい

お昼のない生徒に販売するんだそうだ

会議室で、惣菜パン２種類を一つの袋に詰めていく先生方・・・

「これでいくらもらえばいいんだっけ？」なんて話している。

「ああっ！！先生！！すいません！！手伝います～！！」と油断した母代表として申し出るも、

「いいんですよ～。それよりお弁当届けてあげてください～。」



ああ・・・先生～・・・

うちみたいに家が近くてたまたま今日は昼まで都合がついてお弁当を届けられればいいけれど、遠くで働いていたりしたらムリだもんね・・・


そういうこともあったし、ランチを注文していないことを忘れていないか、わざわざお電話くれたんだと思うのだけれど・・・

もしや注文していない家庭にいちいち確認してるのか、たまたま気付いて、それが一太郎だったからものすごく心配になったのかとか、そこまでは聞かなかったけれど、先生のお仕事って・・・

受験のなんやかんやから昼ごはんの心配まで・・・

本当に頭が下がります

いつもありがとうございますm(__)m