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北海道のアウトドア!

北海道のアウトドア!

平凡に生きる生活戦士達

以前
大学の講師を務める友人に招かれて女子大の授業風景を見せてもらった後に、みなさんと懇談したことがあります。私は女子大生に聞いてみました。

「就職は決まったの?」

「ぜんぜんだよ♪」

「じゃ、探してる?なにしたいの?」

「探したって無いじゃん!」

なるほど、就職難である。特に女子大生は大変らしい。

「何か目標はあるんでしょ?」

「ウーン。別にないよ。平凡でいいよね。」

えっ?最高学府の大学生が口にする言葉であろうか。私はさらに聞くことにした。

「就職が決まらなくって、目標も無いんじゃ、平凡に生活できないでしょ。」

「彼と結婚しちゃうもん。」「そうそう、最高ジャン!専業主婦」

そこで高飛車に講釈をしてしまっては、私の友人の立場がなくなってしまう。私は黙って帰ってきたが、ここでは言わせていただきたい。

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青年には夢がある。

そしてまだまだ勉強し、自分を磨きながらさらに高みを目指して奮闘する義務があるのだ。

そこにこんなお荷物がぶら下がったのでは、共倒れである。いかに責任が無く、面白おかしく生きているのかがわかるではないか。彼女達全部がこんな考えだとは言わないが、とても危惧を感じてしまう。


平凡であることは戦いである。


親を見ても、周りの社会を見ても、いかにして苦難を克服しながら、人は生きているか。見るとたやすく発見できるにもかかわらず、見てきていないのである。

それは自分中心であり、傲慢な証拠。何が優れていて傲慢になれたのか?

想っていることが実現しそうな勘違いと、自分の仲間以外をバカにし、過度の自己評価をしているからではないだろうか。


平凡に生きること。それは絶え間ない戦いだ。

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ここにプロペラ飛行機がある。飛行機の「平凡な状態」とは、空を飛んでいることである。しかし、空を飛ぶためには目に見えない速さでプロペラを回転し続けなければ転落してしまう。

飛行機の飛行しか見ることが出来なければ「平凡の意味」を理解することは難しい。どうやって、飛行機が空を舞うか?そこまでも考えられないのだ。

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また、ここにコマがある。コマの「平凡な状態」とは、高速で回転し静止して見えることにある。とても穏やかで楽しいコマも大変な物理運動が生み出した平穏なのだ。平穏の毎日とは、血が滲む土台に建つ社である。

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世の大人たちが言う「私は平凡な生活をしています。」

この本旨は「私はそこそこ幸福に生きていられます。」の感謝の言葉でもある。

私は、控えめで奥ゆかしいその言葉を聴くにつけ、「ああ、貴方も戦っているのですね。」素晴らしいと感動する。

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「平凡!さいこうじゃん!」

嗚呼、君よ!君たちよ!まさに見るべし!親を、周りを。そして考え、羨望しなさい。

平凡に生きる人々の勇士を。




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友達がいます。大切な友人です。私と年齢がさして変わらないひと。とっても大変な想いをして、再就職に挑んでいる。

とっても尊敬しています。そして、その「夢」は「平凡」を乗り越えて、「社会性」という大きな華を結実することでしょう。

夢や希望は人々の糧であり、本源の力。私は応援せずにはいられません。「がんば!」

そしてみんな!大きな夢を!志を!年齢には関係ありません!どうぞ、もって生きてください。そして、「一生懸命」に生きて悪いことはね!ひとつもありません!

そんなあなたには必ず「白い風」が吹いて、あなたを助けてくれるよ!

今日はここまで。

私の作品「白い風に乗って」でお別れします。BGMのピアノが最高です!

ではでは、多聞でした。バイバイ!

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白い風に乗って




いま白い風が駆抜けていく

大きなその瞳を細めながら

君は背を押されるように

朝陽に目覚めた空を飛ぶ


つかむことの出来ないもの

柔らかな雲を見送りながら

笑顔で手を振れるんだね


この空間にはなにもなかった

ただ貴方がそこに生まれたから


この空はどこまでも続いてる

ただ貴方の夢がとても大きいから


苦しみにあっても困難にあっても

ただもらった羽毛を繋ぎ合わせ

君はいつまでも信じていたね


心から弾け出て生まれた世界

いま風をうけた翼は舞い上がる

愛という名の雲を目指し飛ぶよ


幼いときかなえられなかったこと

手を伸ばしても届かなかったもの


両手がいっぱいになっていく

ただ貴方が白い風に乗れたから


いま白い風が駆抜けていく

大きなその瞳を細めながら

君はしなやかに羽ばたいて

希望に目覚めたこの空をゆく







松尾多聞





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