以前より図書館でよく本を借りています。
今日も借りてきました。
夢をみる言葉
サン=テグジュペリ 訳:山口昌弘
「星の王子様」 大好きです。
その作者の本だって思い、ぱらぱら捲っていたら
素晴らしい言葉が溢れていました。
サンテグジュベリの、深遠で透明な言葉たち。
美しさや、愛や、人生や、星や、
いろんなものたちについて、
彼の想いが、言葉となってページから溢れてくるんです。
ちょっと、抜粋♪
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物質的な財産のためだけに働いていると、
ぼくたちは自分で自分の牢獄を建ててしまうことになる。
ほんとうに価値のあるものを何ひとつ手に入れられない灰の
貨幣をもったまま、自分を孤独の内に閉じ込めてしまうのだ。
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最初開いたページが、この言葉でした。
家のローンのこと、老後のこと、不安の無い安定した生活のこと
そんなことばかり最近考えて、
それで自分や相肩の仕事や収入、
そういったことが気になり、余計に不安になる。
そんな気持ちの繰り返しをしていました。
そんな自分の目を、はっと開かせてくれた言葉です。
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救われるには、一歩を踏み出すこと。
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怖くて立ち止まっているだけでは、救われないですね。
そこから踏み出さなきゃ。
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人間が地球のうえに占めている部分はほんのわずか
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そのわずかな部分を占める人間が、
どんどん地球を痛めつけています。
地表も、大気も。
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天気はとてもいい。
あなたのゆく道には星が敷きつめられている。
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この言葉を見つけたとき、
呼吸がすっと深くなりました。
身体の中心を、気持ちのいいものが通っていくのを感じました。
本は素敵です。
人間の一生は、その人にとって1つだけど
本は、その何倍もの人生を垣間見せてくれます。
そうして、心の栄養となってくれます。