藤井二冠「神の手」は将棋AIの歴史にも名を刻んだ 開発責任者が“名手4一銀”の裏側語る
https://news.yahoo.co.jp/articles/a17399a3c9da7bc7bd9d827feae19b84f9c3c120 藤井聡太二冠が指した「神の手」が大きな話題となっている。他のプロ棋士たちがこぞって称賛し、その指し手「4一銀」はツイッターのトレンド入りまで果たした。 実はこの歴史的名手、将棋AIの存在によって、過去の様々な名手・妙手とは全く異なる意味合いを持つことになった。 ABEMAでの対局中継に使われたAIが「4一銀」を最善手として示したのに対し、解説のプロ棋士が「これは人類には指せない手だ」と指摘。しかし藤井二冠はそれを本当に指してしまった・・・ 将棋AIにとっても歴史的だったこの「神の手」を、開発責任者はどう見たのか。AI的視点から検証する。 「これすごいよ、こんな手見えない。まず何してるかわからない」 「これ、人類に思い浮かびますかね?」 「4一銀は神の一手でしょう!」 「4一銀打ったら、これは信じられないけどなあ。化け物の一手だけど」 「ここで4一銀ですよ、皆さん。プロが見えないっすから。見えないし1秒も考えない」 「スーパーサイヤ人の手でしょこれ。普通の人には見えない」 「4一銀打つ人にもう将棋勝てないでしょ」「過去にも放送中に解説の棋士の方が、これは『人には指せない手』だと指摘した手はたくさんあるんですが、大抵それはいくつかの候補手の中に『人には指せない手』が含まれているというケースでした。ところが今回は『人なら必ず指す手(▲8四飛)』があり、その上に『人には絶対指せない手』が示されて、しかもそれを人が指した・・・ そんなことは今までになかったですね。その瞬間を視聴者全員が目撃した、もう本当に画期的だと思います」(藤崎氏)