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カテゴリ:ひとりごと
昨夜、TV「ブロードキャスター」を洗い物をしながら見ていたらいきなり字幕の世界で有名な「戸田奈津子さん」がYTRに出てきてなにやら喋っている。
手を止めて見てみると何と今映画の字幕に異変がおきつつあるようだ。 優しい(解り易い)日本語や漢字が読めないので平仮名にしたり、漢字にルビをふるというのだ。 日本人が母国語である日本語の理解が出来ずまた漢字も読めない。日本語の理解が出来ないということが原因らしい。 だから映画の言語に近い日本語で翻訳しても、その映画を見る日本人が字幕の漢字が読めなかったり、その日本語の意味が理解できずに映画の途中で飽きてしまう事が起きているという。 実際若い娘達に「第3の男」を字幕スーパーで見てもらったら、皆つまらなそうにあくびをしたり寝てしまう子もいる。(ちょっと映画が古すぎる感もあるが) 理由を聞くと「だって映画がつまんない」とか「漢字が読めないからそこは飛ばしたら全然意味わかんないしぃ」・・・とまぁこんな感じです。 うわぁぁっビックリだ。 これってとっても憂慮すべき事じゃないのかな。 日本語は、平仮名も漢字もカタカナもあり、季節を表現する言葉もあり、とても美しく、情緒的だと思います。 特に昔の外国映画の字幕や邦題は美しい日本語だと思いませんか? 私も大きな声で日本語が理解出来ます!!なんて言えませんが、(いえたらもっと素晴らしい文章で気もちを書けていると思いますが) 外国映画の字幕はあまり日本語を簡素化されずに忠実にあって欲しいなぁと願います。 TVでは「声に出して読みたい日本語」等の著者である斉藤孝先生のインタビューもあり、やはり圧倒的な読書の衰退、小学校の国語の時間の減少を嘆いておられました。 また私も最近読みましたが藤原正彦先生の本「国家の品格」でも先生は日本人は日本語を理解しなくてはならないし、もっともっと本を読んで自国の文化を理解する必要がある、とも書いてありました。 メールが横行するするこの時代、 文字を送ることよりも絵文字ですます傾向のようです。 国語の教科書も例えば 中心→ちゅう心 番組→ばん組だったりするそうです。 ビックリです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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