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カテゴリ:映画・TV DVD
途中から「結局不倫ドラマじゃん」と半ば冷めてはいたけど最終回が気になって見ました。
多分そうなるだろうと思っていた通り(緑のガンが再発して余命が短く,結局息子に会い亡くなる)の展開でした。 が、涙がツツーッと・・・ ストーリーに感動したのではなく、いくつかの決め所のシーンがきれいだった。 そのひとつ、緑役の木村佳乃さんの「死に顔」がキレイだった。 しかし、結局普通に暮らしていて、なにも落ち度がない緑の夫潤ちゃんや息子のケンタをあれほどまで悲しませておきながら、ガンが再発して、余命が短いからって皆が今までどおりに何事もなかったように緑を受け止めてくれるって言うのはなんだかなぁ?? 息子の代わりはいないけど、夫(潤ちゃん)の代わりはいるってこと??だよね。 潤ちゃんが可哀想すぎる。 緑のお父さんの店でかち合った二人(潤ちゃんと三島) あそこで、三島に「お前のお陰で幸せな家庭が崩壊したんだ」と一発殴ってやれば良いのに、潤ちゃんは「息子に勉強を教えてください」なんて・・ なんて大人なんだぁ・・・と思いましたよ。 だからこそ緑と三島の行動はとっても許せないものになってしまったんだなぁ。 あまりにも子供的な発想と行動だもの。 憎みあってとか、嫌いになって別れたのではなく、好きな気持ちを持ったまま別れてしまった。年月が過ぎ、再会して燃え上がり、家庭や子供を捨て一緒に暮らす。 NHKが大々的に宣伝文句に使う「大人の恋」 大人は自分の心に正直行動するかなぁ?? これが中園的「大人の恋」の世界観か・・ ところで、脚本家の中園さんはTVのトーク番組で「不倫をするなら人でなしと呼ばれる覚悟を!」と言っていたのですが、 この最終回を見たときに、中園流の「人でなし」はこうかぁと思いました。 緑はガン手術から5年目を前に手術不可能な再発と死と 三島はスーパードクターから病気と言語障害という奈落へと お互いに神様からの「天罰」が下された感じがしました。 私は「はつ恋」「大人の恋」というキーワードでこのドラマを見始めました。 5話くらいまではドキドキ感と切なさに一気に心を持っていかれたのですが、「初恋」同士の二人が心の奥に閉まっていた思いを鍵を開けてしまった・・というところから、ありきたりな不倫ドラマになってしまって、どこか冷めてしまって残念でした。 風景・MISHAさんの歌声・木村さんの演技が良かったな。 8月18日から舞土曜日、BSプレミアムでディレクターズカット版が放送されるそうです。 なんだかんだ言いながらきっと見るだろうなぁ 1・2話を見ていなかったもので・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月18日 19時13分49秒
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