カテゴリ:歴史・時代小説
しゃばけシリーズが大好きで畠中恵さんの『ゆめつげ』を読みました。
装丁からしてしゃばけシリーズ?と思ったら江戸時代末期の話。 清鏡神社の神主の息子、弓月のところに上野にある由緒深い神社・白加巳神社の権宮司の佐伯彰彦が、弓月に夢告の依頼に来た。 この表紙と裏表紙の裏(?)に白加巳神社と清鏡神社の絵地図が書いてあって読みながら立地を確かめたりして♪ 時代背景が幕末の話だからいろいろな人の思惑がありちょっと私にはややこしい。 (幕末はニガテなんです…ってか、尊王攘夷とかよくわからん) でも、時代小説なのにファンタジーあり、サスペンスありでテンポよく読めるので面白かった。 主人公の弓月が頼りなくて『しゃばけ』の若旦那に似てる? 弟とのコンビは絶妙。 【角川書店の内容紹介】 江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な兄としっかり者の弟。兄には夢告の能力があった。その噂を聞きつけて舞い込んで来たのが、大店の行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという依頼だったのだが……。 いったい夢に入り込めば、見えざるものが見えてくる・・・・・・はず?夢に入って過去や未来を見る「夢告」が得意な、神官・弓月。・・・・・・とは言っても、これまで役に立つ「夢告」が出来たためしがない。が、何を間違ったか、迷子探しの依頼が舞い込んだ。ついつい礼金欲しさに引き受けてしまったものの・・・・・・!? 江戸は上野の端にある小さな神社の神官兄弟、弓月と信行。のんびり屋の兄としっかり者の弟という、世間ではよくある組み合わせの兄弟だが、兄・弓月には「夢告」の能力があった。ただ、弓月の「夢告」は、いなくなった猫を探してほしいと頼まれれば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、まったく役に立たないしろもの。そんなある日、地震で迷子になった大店の一人息子の行方を占ってほしいとの依頼が舞い込んだ。屋根の修繕費にでもなればと、目先の礼金に目がくらみ、弟をお供にしぶしぶ出かけてしまったのが運のつき、事態は思いもよらぬ方向に転がりに転がって・・・・・・。ちゃんと迷子の行方は知れるのか!?そして、果たして無事に帰れるのか!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月25日 19時48分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[歴史・時代小説] カテゴリの最新記事
|
|