2010/01/19(火)05:45
白柳枢機卿葬儀ミサ
1月5日の葬儀ミサに参列させていただきました。
予想通り、駅前ではバスを待つ行列。タクシー、歩いてカテドラルヘ向かう方達も。
こういう時は近くの女子大までの学バスに乗るのが楽なのですが、周囲の方達の話を聞いているのもいいかなと次のバスを待つことに。
聖堂内に入ることはできましたが、当然立ち席。聖堂の前方隅へ。祭壇がよく見える場所でした。聖ザビエル像、列福式の写真や殉教者関連の展示を見ることもできました。
共同主司式の韓国の枢機卿は、大雪のため飛行機が全便欠航となり、やむおえず欠席。
祭壇上は日本各地、ケルン、アジアの司教様たち。司祭団は200名。ミサの最初と最後には棺を取り囲むように司祭団全員が祭壇上にならびました。。司祭団が皆で奉献文を唱える声の響きにも圧倒されました。
主司式の岡田大司教の説教は
枢機卿の人生はまさに、葬儀カードの言葉、Caritas Christi Urget Nosキリストの愛が私たちを駆り立てる,そのものでした。
188殉教者の列福式での白柳枢機卿説教、最後の言葉
「さあ、皆さん、怖れずに歩み、一緒になって進みましょう。怖れるな、怖れるなと神様がそして殉教者が呼びかけています。皆さん怖れるな。」
を引用。
枢機卿は宗教者平和会議の初代理事長として、諸宗教との対話を大切にされ、違いは対立ではなく、共生、お互いに学びあい、豊かになる。などの話をされました。
葬儀ミサの最後に、復活の続唱を歌い、司教団と司祭が、棺を囲み、ラテン語で”Salve Regina”を歌いました。
弔辞は宗教者平和会議理事長の庭野氏(立正佼成会)。聖フランシスコの「平和の祈り」を祈られました。数年前の庭野氏のお父様の葬儀に白柳枢機卿が参列し、平和の祈りを祈られたとのこと。
金色の袈裟をつけたお坊さんも聖堂内にいましたし、諸宗教団体関係の献花も多く飾られていました。
最後に一人一人献花をして順次退出。
枢機卿さまには以前、チマッティミサでお目にかかったことがあります。小柄で温かな雰囲気の方でした。
おだやかな天気で暖かな日差しの中、歩いて駅まで帰りました。
結婚以来、十数年暮らした町なので、いろいろとなつかしかったです。