灰の水曜日
入祭唱 (知恵の書11.23-24参照)神よ、あなたはすべてのものをあわれみ、お造りになったものを一つも嫌われることはない。あなたは人の罪を見逃し、回心する人をゆるしてくださる。まことにあなたは私たちの神。今日は余計なことを話さないようにということでしょうか(笑)お聞きのとおりがらがら声です。今日の典礼は、四旬節に黙想していただきたい深い内容がつまっています。入祭唱を読み返してみましょう。朗読されるかたは、ふだんよりゆっくりと間を持って読んでくださるようお願いします。そういう主任司祭の言葉ではじまったミサでした。ヨエルの預言(2,12-18)衣を裂くのではなく、おまえたちの心を引き裂けコリント?( 5,20-6.2)神と和解させていただきなさい。今や恵みのとき。マタイ(6.1-6,16-18)今日から復活徹夜祭まで46日あります。四旬節は40日間ですが、主日は四旬節であってもイエスキリストの復活を祝う日なので数えません。四旬節が単なる断食、節制だったら、それはパリサイ派の行いになってしまいます。灰の冷たさ。洗礼を受けた時の燃えていた信仰が灰のように冷たくなってはいないでしょうか。四旬節にヨブ記を霊的読書としてお勧めします。ヨブは主について聞いていた、主を見たとき、おそれおののいた。皆さんも、イエスキリストについて聞いていた、本を読んだなど、イエス「について」知っているのではありませんか。イエスキリストとの実存的出会い、イエス「を」知った時、私たちはヨブのように打ちのめされ恐れおののくでしょう。自分の無力さ、無価値さ、塵にすぎないことを知って。灰の祝福では「全能の神よ、あなたは、罪びとの死ではなく、回心を望まれます。私たちの祈りを慈しみ深く聞き入れ、この灰を祝福してください。土から出て土に帰っていくわたしたちが、四旬節の務めに励み、罪のゆるしを受けて新しいいのちを得、復活された御子の姿にあやかることができますように。私たちの主イエスキリストによって。アーメン「あなたはちりであり、ちりに帰っていくのです」「回心して福音を信じなさい」と交互に唱えていただき、灰を額に十字に塗っていただきました。風邪でがらがら声でいらっしゃるのに、ひとりひとりにゆっくり唱えて灰を塗ってくださいました。ファンデーションを塗った女性の額にはたっぷりと灰がついてしまいました。チマッティミサと時間がずれたので、途中からあずかりました。聖体拝領は遠慮しましたが、願いごとと感謝を書いて奉納することができました。 今日の共同祈願です。 「さまざまな苦しみを抱えている人々が、その苦しみのうちにキリストと一致し、復活の喜びにも豊かにあずかることができますように。」 「四旬節を迎えたわたしたちが、この恵みの時を大切にし、日々新たにあなたに向かって歩んでいくことができますように。」 「あなたからいただいたすべての物を、世界中の人々が公平に分かち合い、あなたの恵みをともによろこぶことができますように」 「きょうこそ神のことばを聞こう。」