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カテゴリ:コンピュータ
最近の電子工作にはPCというかプログラミングがつきもので、私がハードウェア系のエンジニアとして働いていた頃の「デジタル」と現在の「デジタル」は感覚的にかなり違います。 具体的には、私のやってきた「デジタル」はデジタル回路を使ったもので、ロジックICによる論理的な動作を「デジタル」的に考えて回路を構成していました。つまり回路設計の時点で動作は全て設計に組み込まれるので、回路を構成してしまった後で動作を変更する事などは出来ません。 しかし、最近の電子工作は、ワンボード・マイコンを実装した制御機能+プログラム制御が可能となっているものが主流で、実際の動作はプログラミングによって自由に設計できるし、後から変更も出来るし、動作を拡張して行くことも可能です。実に恵まれた時代になったものです。 さて、そこで本題のArduinoです。アルドゥイーノはPCでプログラミングしたものをUSBケーブル経由で転送されるとそれを記憶します。デジタル/アナログの入出力端子を持っているので、そこに電子パーツを接続すると、簡単なところではLEDをチカチカ点滅させてみたり、圧電ブザーを色々な音で鳴らしてみたり、温度センサー(サーミスタ)による温度変化をキーに何か動作をさせてみたりということが可能です。何をさせるかは接続するパーツとプログラミングで自由自在。 Arduinoは、イタリア発祥のプロジェクトで、このハードウェアとプログラミング環境の仕様から設計書までがオープンにされています。具体的には「Arduino Uno」という標準的なハードウェアや、USBキーボード/マウスをエミュレーション出来るデバイスとして振る舞うことの出来る、「Arduino Leonardo」がメジャーです。 金額的にも2千円~3千円程度で入手出来るので、C言語をベースにしたArduino用のプログラミング言語を少し覚えるだけで色々なアイディアを具現化出来る楽しみがあります。モーターの回転を制御したりさせたりすると、動きのある物を制御する事も可能になりますね。 尚、BEEと組み合わせるとPCから無線で制御出来たりもするので更に発展的なことも可能になります。一昔前では夢の様なことが玩具のレベルで実現出来てしまうのです。 という訳で現在「Arduino Uno R3」を買うか「Arduino Leonardo」にするか迷ってます。そんなに高いものじゃないので両方買っちゃおうかなとか(w
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最終更新日
2013.03.30 17:39:08
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