団塊オヤジの海外出張、ノルウェーベルゲン、フィヨルド
団塊オヤジの初めての海外は、1982年ノルウェーベルゲンでした。ちょうど今頃のシーズンに初めての海外がノルウェーでした。当時は成田からアンカレッジ経由でコペンハーゲンに着きそこで1泊しました。アンカレッジで1時間給油し、コペンハーゲンまでは16時間ほどかかったように思います。飛行機の航続距離がヨーロッパまで一気に飛べなかったせいもあるし、ソヴィエト上空を飛べる航空会社が少なかったせいもあります。たしか当時はエアフランスとJALくらいしかソヴィエト上空は飛べなかったのかも。コペンハーゲンで1泊した翌日は、スカンジナビア航空でノルウェーの西海岸にあるベルゲンという美しい港町に降り立ちました。初めてみる異国の地は全てが新鮮に見えてワクワクしました。写真は当時買い求めた絵葉書をスキャンしたものですが、今も変わらぬベルゲンの街並みです。その後ベルゲンへは何回か行きましたが、やはり夏の白夜が幻想的で美しいですね。ベルゲンからさらに北へ250km程のところにオーレスンドという小さな港町があるのですが、そこにも何度かいきました。ノルウェーはご存知のようにフィヨルドがいっぱいあるため、車での移動は困難で飛行機で移動するしかありません。フィヨルドで削り取られた深い谷間のわずかな土地に町が点在しています。街並みもまるで海に浮いているような形でホテルや民家が建っています。海の水は真っ青な綺麗な色です。小生が訪れたとき、友人がフィヨルドを案内してくれました。車で少し走って、小さなフェリーで向こう岸に渡り、また車で走ってまたフェリー、みたいなことを繰り返しながらフィヨルドの切れ込んだ奥地までいって、フィヨルドの最深部までたどり着いたのがこの写真です。途中何度も、フィヨルドをはるか眼下にみおろしながら道路は続きます。氷に削り取られた岩肌を蛇のように道路は続きます。車はもう春だというのにまだ深い雪を削り取った絶壁の間を走ってやっと最深部にたどり着きました。ノルウェー人って、昔海賊をやっていた子孫だといいますが、穏やかな国民性のように思えました、小生には。男性も女性も背の高い人が多く、北欧美人っていうのは恐ろしく綺麗な人が多いです。しかし綺麗な人はいずれも小生より大きな女性ばかりでした。