映画【しあわせのパン】
私、実は大泉洋が大好きなのです。なんだか、コメディタッチのキャラが先歩きしていて、テレビでもしょっちゅういじられてますが、ホントにいい役者だと思ってます。ふふふ。で、その大泉洋さんが原田知世さんと共演した「しあわせのパン」録画していたのを、ようやく見ることができました。しあわせのパン ポプラ文庫 / 三島有紀子 【文庫】北海道の小さな街、月浦の湖のほとりにカフェをオープンした二人の穏やかな生活。好きな場所で好きなことをして好きな人と暮らしたい、そう思ったんです。というセリフの通り、そういう生活を穏やかに送る二人と、その仲間の皆さん。素敵な映画でした。とてもとても。季節ごとにお客様をお迎えしてのストーリー仕立てで、どのシーンもどのお客様にも、二人の穏やかなあたたかさが伝わってなんだか、すごーくしあわせな気分になった映画でした。大泉洋といえば、ヤカマシイイメージがあるけれど四季を大事に穏やかにパンを焼き、みんなで分け合うことを大事にしながら北海道の大地を愛し、奥さんを大事に大事に想い優しさにあふれた「水縞くん」役は、ほんと素敵で、大泉洋さんをますます好きになりました。奥さん役の原田さんの透明感とほっこりとした優しい温かさ、少しの哀しみ。そこにいるだけで存在が光り、いろいろと胸を打たれました。それと同時に、常連客の阿部さん役・・・・この人は、あがた森魚さんじゃないか!しかもしかもアコーディオンを披露している!いつもいつも穏やかな笑みをたたえたこの存在感にヤラレました。そしてエンディングに流れた、あっこちゃん&清志郎の「ひとつだけ」。この最後の最後にあっこちゃんと清志郎とは・・・・心が震えたっていうのはまさに、こういう瞬間なのだなぁ、と。ほんと、タイトルの通りにしあわせがいっぱいいっぱい詰まった、いい映画でした。