2004~2013

2007/07/16(月)14:03

「談志ごのみの芸人大全Vol.2」

お笑いライブ(83)

休日。 午前中、睡眠。 夕方、有楽町へ。 よみうりホール、「談志ごのみの芸人大全Vol.2」。 ロビーに志ら乃さん。「NHK新人演芸大賞」で決勝に残った人がこんなとこで手伝いやらなくても。 前回は2階席だったのだが、今回は1階前方でとても観やすい席。2階後方は空席あり。完売せずか。 開演前、僕の隣りの席に野末陳平と吉村作治がやってきたので興奮。すると、もうひとつの空いてる席は…。 開演。高田文夫、談志師匠、登場。 談志師匠「ポール牧、突き落としたって?」 高田センセイ「あ、どうも、申し遅れました、高田亭馬場彦です。」 家元、いきなり右翼の話。置いてけぼりにされる客席と家元との間を埋める高田センセイの名ツッコミ。両者、危険球の投げ合い。 高田「昨年司会やって大好評だったんで、大いに若手をね…」 家元「大好評のわりには、昨年よりも客が少ねえじゃねぇか。」 高田「昨年はね、爆笑問題が出たんですよ。」 出演者全員登場。下手より、カンニング竹山、バカリズム、ペナルティ、アンジャッシュ、東京ダイナマイト、三増紋之助。 昨年は本当に“談志ごのみ”だったが、今回は看板に偽りあり。むしろ、“木村万里ごのみ”のような。 家元、客席へ。やはり僕の席の並びに! 超特等席。まるで自分が毒蝮三太夫にでもなったような気分に。 東京ダイナマイト。松田大輔が血まみれで登場する兄弟のコント。複雑なドラマを背後に匂わせるのだが、笑いの点で言えば弱い感は否めない。トップだし、もっと派手でくだらないもののほうが良かったのではないか。15分の持ち時間を8分で。 カンニング竹山。高田センセイの推薦なのだろうか。漫才ではなく、不慣れな漫談を談志師匠の前でやるのはどう考えても酷だ。案の定、途中でバテた。いっぱいいっぱい。みるみるボキャブラリーが貧しくなる。自らも「芸でもなんでもないわっ、こんなの!」。 バカリズム。野球選手がお見舞いに来るコント。これもネタ選択ミス。家元の言葉で言う“イリュージョン”の意味をまったく理解していない。もっと家元ウケするネタがあるはずなのに。惜しい。15分の持ち時間を9分で。 家元、再び舞台上へ。竹山の芸、自分のペースに入り損なったと好意的に解釈。ハチミツ二郎、見事に板についてると。バカリズムの代わりに前回のアンジャッシュを大絶賛。 出演者3人と入れ替わり、客席から野末陳平と吉村作治が舞台上へ。とんちんかんな感想連発にすっかりしらける。 ‐休憩‐ ペナルティ。家元お気に入りの「毛ダム」ではなく「及川ホタル」。ワッキーの歌とアクションのくだらなさに尽きる。 三増紋之助。曲独楽。初めて観る客が多いようで、新鮮な驚きの声が場内を満たす。おなじみ、客席へ降りてきての「風車」、高田センセイを相方に「トトロ」。意外や、今日一番の盛り上がり。古典の強度を見た思い。 アンジャッシュ。コント2本。デートと誘拐の会話が混ざるコント、父親の留守中に父親の部下が来宅するコント。どちらも電話のくい違い。平均点の出来。 全員、舞台上へ。 家元、アンジャッシュのコントから連想した艶笑ジョークを披露。客席、いまいちな反応。 競う場の必要性の問題、家元は要らないのではないかと。色川武大が談志師匠に言った言葉「きみだけ良くなればいいんだよ」。理解はできるが、客の立場だとまた少し違う思いを持たざるを得ない。 最後に家元「爆笑問題ぐらい抜けよ」。 三省堂、寄り道。 吉野家、牛カレー丼。 帰宅。 テレビ。「爆笑オンエアバトル」。 号泣。なんと番組最多出場。売れることもなく消えることもなく、何年も低空飛行を続けているのもこれでなかなか簡単ではない。技術的にほとんど変化がないのが驚異的。号泣のまわりだけ時間が止まっているかのようだ。まるで先が読めない。

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