ネットオークション詐欺やネット掲示板への犯行予告などの不正アクセスの多くが、匿名性の高いネットカフェから接続されている現状を受け、警察庁の有識者会議「総合セキュリティ対策会議」は29日、利用者の本人確認の徹底を、カフェ側に求めていく事を提言した。警察が不正アクセスを見つけた場合、プロバイダーを通じて発信元のパソコンを特定するが、本人確認をしていないカフェのパソコンからだと利用者の特定ができない。警察庁の纏めでは、05年に全国の警察が不正アクセスと認知した529件のうち、翌年5月までに摘発できなかったのは277件で、半数の139件がカフェ利用だったそうだ。又、報道によるとネットカフェ難民というのもいる。ある青年は1日200円のコインロッカーを2つ使い全財産を収納し、滞在時間を短くするため時間を潰してから、夜遅くに1時間100円のネットカフェに入る。翌朝、メールで管理された時給の安い「日雇い派遣」の仕事に出掛ける。仕事のない日はネットカフェに泊まる事も出来ず、食事も取れないとの事。まさに隠れたホームレスである。正規雇用されず、こんな若者達が先進国である日本の都会の夜に溢れている様である。
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Last updated
2007.03.29 22:49:29
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