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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:シェイクスピア全集 <全X>
“テンペスト” 評価:★★★☆☆
シェイクスピア全集。第8巻。 --- 梗概 ------------- 弟の姦計により、地位を奪われ、娘ミランダとともに孤島に流されたミラノ大公プロスペロー。歳月を経て秘術を身に付けた彼は、ある日魔法の力で嵐を起こす。彼を陥れた弟とナポリ王、王子を乗せた船は難破し、孤島へ。そこでミランダとナポリ王子は恋に落ち、プロスペローは妖精を操って公国を取り戻す。詩的音楽性と想象力に満ちた作品を、評価高まる新訳で。 (「BOOK」データベースより) ---------------------- 世の人々はいつも虚飾に欺かれる----- 裁判もそうだ、どれほど汚れて腐った訴訟でも巧みな弁舌で味付けをすれば、うわべは隠され悪も悪とは見えなくなる。 宗教もそうだ、どんな異端邪説も神妙な顔つきで祝福し、聖書を引きあいに出してこれが真だと言えば、その忌まわしさもきれいな飾りで隠しおおせる。 むきだしの悪徳など一つもない、その上っ面に必ず美徳のしるしを帯びているものだ。 (P105より)
現時点で既刊のシェイクスピア全集ももう折り返し地点です。ちょっぴり寂しい(^~^;)ゞ う~ん。このお話からは、教訓やら含蓄、機微といったものはほとんど読みとれませんでした。(個人的には、そういった要素がシェイクスピアの醍醐味なのです♪) これは読むよりも舞台でみたときに楽しめるものなのかも?歌の箇所も多かったし。これは心というよりも視覚に訴える作品だと思います(*^m^*) === 106冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月07日 19時19分35秒
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