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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:さ行 男性
“トワイライト” 評価:★★★★☆
長編。 --- 梗概 ------------- 小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代-しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは。(「BOOK」データベースより) ---------------------- テレビは、どの局も同じような内容のニュースばかり。何のために何社も民放あるの?(´-д-)-3
なんかわけもなく泣きだしたくなりますね、毎度重松さんの作品は・・・(´;ω;`) 以前読んだ、西田俊也さんの『やんぐとれいん』をふと思い出しました。
子供の頃って未来は輝かしく、なりたいものややりたいことがたくさんあって、また、それを実現できる可能性が無限に広がってる。 でも、年を重ねるごとに、未来は限りなく近づき、そのうちに追い越して、最後には過去になる。 なりたいものややりたいことはどんどんなれないもの、できないことだと気づくことになり、可能性という名の道がどんどん減って、数えるほどになっていき、気がつけばもう1本しか残ってなかったり。 つらくて、苦しくて、やるせなくて。でもそれが大人になるということで。その中でいかに生きていくか?見つめるのは未来ではなく、現実だけ。 なんか、がっかりさせちゃうけど、おまえが思ってるほど、みんな未来のことなんて考えてないよ。いまのことでせいいっぱいで、うまくいかないことばっかりで、そんな余裕なんてないんだ (P289より) な~んて言葉が口をついて出てきちゃったりなんかして。 なんだかやりきれなさに身もだえしつつも、少し光が見える一冊でした(゚´ω`゚) === 90冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月29日 09時42分36秒
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