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カテゴリ:kanokanoのこと
ダンナの友人宅に先月男の子が生まれた。
名前はなんてつくんだろうね・・・ダンナと二人でとっても楽しみにしてた。 聞くとなかなかカッコイイ名前がついてた。 「なんかケンカが強そうな名前だねぇ」 公表したいぐらいかっこよさなんだけど・・・了承を取るのも面倒だから非公開。 <颯>の字が使われてて苗字とあわせてとってもおさまりがいい。 と夫婦で(お世辞じゃなくて)褒めちぎったら友人は微妙な顔だった。 「ウチの奴が勝手に決めたんすっよ~ 俺は絶対「コウセイ」ってつけたかったのにぃ~」 二人で相談してどうしても折り合いがつかなかったらしい。あらら。 その点ウチは満場一致で決めたから揉め事がなくっていいよね。 6ヶ月になったころダンナの会社の人からお土産をもらった。 その名も「栗かのこ」 箱を開けた瞬間 「なんか<かのこ>ってかわいいやん。女の子は<かのこ>ね。」 「なんか<かのこ>ってかわいいやん。女の子は<かのこ>ね。」 はい。満場一致。今日の日記<名前の由来>終わり(笑) 響きがかわいい・・・で饅頭からとりました(笑) その後しばらくして性別判定をしてもらったら「女の子」 無事にkanokano決定です。 kanokanoは未熟児で・・・万が一のことが予想される状態だったので 出生届と死亡届を同時に出すのはどうしてもイヤだということで 何が何でも翌日出生届を出すことに決めたので・・・出産当日は一晩考えましたけど。 やっぱり運のいい子になって欲しい・・・とか。 みんなに好かれる子になって欲しい・・・とか。 いろいろ希望も込めて画数を調整していったら 漢字の組み合わせがどうしてもうまくいかなくて。 結局救急病院の担当の女医さんから一字もらいました。それで解決。 お医者さんになるくらいだから頭脳は明晰まちがいないし 救急病院の一番下っ端の先生だったので忙しさは殺人的だったと思うのに いつ見てもニコニコ穏やかな顔して「大丈夫ですか~」って優しかった。 20代後半だけどノーメークでも色白でお肌すべすべ。 忙しくて家にもなかなか帰れなさそう・・・だったのに 耳にはおしゃれでしかも高そうなダイヤのピアスが日替わりで。 しかもそこそこの美人さん。ぜひこんな人になって欲しいよ。 経過説明のときに<将来的に残るであろう障害>の話をされた。 このときこの先生はあと3秒で泣くよ・・・くらいの涙目だった。 それが医師として正しいかどうかは私にはわからない。 でもこの先生の涙目を見たときにダンナも私もこう思った。 「この人がこんなに一生懸命やってくれたけどダメだったのなら仕方ない」 もちろん技術的なこともわからないから・・・他の先生だったらよかったのかもしれない。 でもこの先生の涙目と毎日の一生懸命さは私達を納得させるだけの力をもっていたと思う。 結局病状が思わしくなくて、医大の脳外科に転院することになった。 最後の説明ももちろん涙目。 「私が救急車で一緒についていくつもりだったんですけど どうしても都合がつかなくて。本当にごめんなさい。 救急車に乗せるまでは私が最後までkanokanoちゃんのそばにいますから。」 搬送ぎりぎりの時間に移送用の保育器にはいったkanokanoと先生登場。 一番親切に面倒を見てくれた看護師さんとふたりで搬送のセッティングをしてくれた。 ふたりはずいぶん長い時間保育器にむかって 何かお話をしてくれていたけど、何を言ってるのかは聞こえない。 出て来たときにふたりはあきらかに泣いていた。 その涙は何を意味していたのか・・・今となっては確かめるすべもないけれど。 大学病院に入院中も何度も内緒でお見舞いに来てくれたらしい。 一般人とは違う時間帯に出入りされていたみたいで・・・ 一度もお会いしなかったけれど、看護師さんがこっそり教えてくれた。 それを聞くたびに漢字をもらってよかった・・・心からそう思った。 こんな人になって欲しい。せっかく漢字をもらったんだもの。 あれやこれや小さなものから大きなものまで希望はいろいろあったけど <ひとにやさしくできる>人になってくれればそれでいい。心からそう思った。 名前の由来を書くつもりが先生のことばっかりになってしまいました。 年賀状の宛名を書いてて・・・ちょっと思い出したので。 実名書きたいくらい素敵な先生でした。 こんな人たちに助けてもらったから今日のkanokanoが元気でいられるんだよね。 ほんとにどうもありがとう。先生のことは一生忘れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 14, 2004 04:36:19 PM
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