カテゴリ:映画
29世紀の荒れ果てた地球。たったひとり黙々と働き続けるゴミ処理ロボットWALL・E。
環境が悪化する地球に見切りをつけ、宇宙へ脱出した人間たちに置き去りにされてから700年。 大好きな映画で男女が手を握るロマンチックなシーンを見ては人恋しさを募らせていた。 そんなある日、真っ白に輝くロボット・イヴが現れ、WALL・Eはたちまち恋に落ちる。 ところが、イヴを連れてきた巨大な宇宙船が再び現れ、イヴを連れ去ってしまった・・・。 映画好きの友人satochan0225さんが満点評価だったので、映画館へ観に行ってきた。 satochan0225さんの言うとおりとても面白かった。さすがピクサー! いつもながらピクサーのキャラクタ造形の素晴らしさには頭が下がる。 WALL・Eは感情表現なんてできそうにない形と音なのに、とても感情豊かに描かれている。 もちろんピクサーの真髄ともいえるストーリーや演出にもぬかりはない。 特に、WALL・Eの地球での生活を描いた前半の面白さは鳥肌もの。 人類がいなくなり変わり果てた地球で、たった一人黙々とゴミを集めつづけるWALL・E。 700年間ひたすら繰り返したであろう孤独な毎日。楽しみはお気に入りのガラクタを集めるくらい。 そんな生活の中で芽生えた誰かと手をつなぎたいというささやかな夢。 ひとりぼっちの地球で、その夢がかなわないことはなんとなく分かっている。 そんなある日、突然イブが現れ、夢がかなうかもと期待が膨らむ。 ここまでの展開は全く非の打ち所がないほどに完璧。 後半、宇宙に出てからもイブとのダンスシーンなど感動的なシーンがあるものの、 前半があまりにも完璧すぎたため、後半はやや間延びした印象を受けてしまうのが残念だ。 宇宙船では、修理室で助けたロボットや人間たちとの交流をじっくり描いて欲しかった。 交流を通して、人間のロボットへの見方が変わり、WALL・Eの地球での生活が伏線となって、 宇宙船の住人の誰もが、便利で快適な生活を捨ててでも地球で暮らすべきだと強く思うようになる、 そんなイベントがあれば、後半も完璧だったかな。 真っ白で洗練されたイヴのデザインは、実はiPodをデザインした人物が手掛けたもの。 確かにそんな感じだ。ちなみに、WALL・Eの充電完了時と再起動時の音はMacOSの起動音らしい。 ■WALL・E/ウォーリー 公式サイト おすすめ度(3点満点): ※年末年始に観た映画レビューが溜まってしまった・・・。少しずつアップします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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