詩集の中の栞のように~裏ブログ~

2008/10/01(水)15:12

理想(究極)の授業スタイル

集団指導(23)

マイナーな映画であり、ご存じの方はほとんどいらっしゃらないと思うが、私の好きな映画の1つに「ペーパーチェイス」という映画がある。 舞台は、(確か)ハーバード・ロー・スクール。エリート集団の若者が、さらなるエリートコースを目指し、冷徹な鬼教授のもとで成長していく物語である。勉強会を開いたり、分担してノート整理を行ったり、とりわけ最後の1週間はホテルに缶詰になり、猛烈に勉強する。 この映画を私は小6の時にたまたまテレビ埼玉で見た。当時は、スカパー!も何もない時代。この時代に、阪神の試合を東京で見るためには、テレビ埼玉、群馬、千葉、神奈川のアンテナを引き、たまに放送されるサンテレビの中継を見るしかなかったのである。 その日は、たまたま阪神の試合が中止になり、私は「ペーパーチェイス」を見ていた。その日以来、私は漠然と法律というものに憧れを抱き、「早く大学で法律を勉強したい」という夢を持つようになった。 この映画の中で、「ソクラテス方式」という授業形態が登場する。 すなわち、教授が1つの質問を学生に投げ掛け、挙手した学生が答えていくというスタイルだ。 教授の質問に対して学生が正答を答えると、教授はさらに発展的な質問をしてくる。 学生たちは念入りに、何時間もかけ予習をしてくるのであるが、教授が次から次へと投げかけくる難しい質問に、次第に挙手する学生の数は減っていく。何時間もかけ予習をした主人公は、ついにこの教授の難しい質問に答える日がやってくる・・・(以下略) この授業スタイルが、当時小6の私の脳裏に強烈に焼きついた。 私は、いつかこのようなソクラテス方式の授業をやってみたいと考えている。 社会あたりが候補になるだろうか。生徒はバッチリ予習を行い、私が繰り出す様々な質問に即座に答えていくというスタイル。話は地理、歴史、公民、ときには他の教科にまで及ぶ。しかし、このスタイルはしばらくは難しい。ただ、いつか実行に移したいと考えている。 このソクラテス方式を社会の授業に導入ることが、当塾の目標の1つである。(実は10月の社会の授業は、ソクラテス方式を実験してみるのだけれど)

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