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詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2011/06/30
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カテゴリ:教務(理科)

電流計と電圧計は、「最小目盛りの10分の1まで目分量で読む」ということは、多くの学参(市販用)には記述してある。また、学校の授業や学校のワークでは、この点をきちんと強調している場合も多い。

ところが、塾用のワークや問題集でこの点を強調しているものが少ない。というより、ほとんどのテキストが、この点についてはスルー。

塾生に配っているKEYワークには記述されているが、実際に生徒が問題を解き、解答解説集を見ると、

「なんでこの問題は小数第1位までなのに、次の問題は小数第2位まで書いてあるのですか?」

「なぜ、この問題は3.00で、こちらは5.0なのですか?」

という質問が必ずと言っていいほど出てくる。

逆に、この質問が出ない子は、適当に丸付けをしていている場合が多い。あるいは、解答集の答えと自分の答えがちょっとばかり異なっても全く不安にならないという子も、あまり質問をしてこない。 

今回、ある中学校の1学期期末テストでは、授業でオームの法則まで進むことができず、電流計と電圧計の読みとりがメインの試験になった。

学校では大量のプリントが解答付きで配付されたが、解説がないため塾生は戸惑ったようだ。

そこで、「最小目盛りの10分の1まで」の意味を解説し、読みとり方を指導した。練習問題を10題ほどやり、万全の対策。

結果、この読みとりをしっかりやっていた塾生は、塾に来るなり「完璧です」と笑顔で報告してきた。続けて、「テストを集めている時、周りの子や後ろの子の答案をチラッと見たのですが、みんな正確に書けてなかったです。」とのこと。

実際の採点では、おそらくであるが、3Vも3.0Vも3.00Vもすべて正解になるだろう。なぜなら、多くの問題集の解答もそこまで要求しておらず、学校の授業でもそこまで指導していないケースが多いからだ。

しかし、移行措置が始まり、有効数字の概念も中1数学で学習しているので、できれば正確な解答を書いた子には加点措置でもしてもらいたいと、密かに思っていたりもする。

何より、こうした細かい部分にまで気を配り質問をしてくる子は、かなりの確率で大きく伸びることが多い。今回質問をしてきた男子生徒も、前回の中間テストでは、学年トップ5以内(190人中)に入った。入塾時は5科目350点未満だったので、大幅な伸びを示している。

この調子で伸ばしていきたい。






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Last updated  2011/06/30 03:57:32 PM
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